SUI、急上昇中 今後も上昇見込めるか【仮想通貨チャート分析】

廣野倭佳菜
20 Min Read

テクニカル分析:SUI・BTC・ETH・APT

スイ(SUI):バブル相場で急上昇中、今後2025年も期待できる

Suiチャート分析画像2024年12月12日 SUIUSD 週足
SUIUSD 週足 チャート分析

SUI(スイ)は、11月のバブル相場開始から大きな上昇を見せている。SUIの価格は直近の相場でさらに上昇基調を強め、史上最高値の更新が続いており、現在は4.67ドル付近の価格で取引されている。SUIは2023年5月に複数の海外取引所に上場した銘柄である。仮想通貨バブルは4年に1度来ると言われているが、仮想通貨市場の中でも比較的新しい仮想通貨であるSUIは、前回2021年のバブル相場を経験していない。今回初めてバブル相場を経験するSUIは、ビットコインやイーサリアムなどの主要銘柄を含む他のレイヤー1銘柄と比べて、より大きな上昇幅が期待されている。

週足では、アメリカ大統領選後に高値を結んだ抵抗線を上抜けて、現在移動平均線から大きく乖離したところで推移している。今の市場を牽引していると言っても過言ではないほどの上昇幅を見せているSUIだが、週足RSIは80付近に近づいてきたため5ドル付近で一度抵抗される可能性がある。現在月足のRSIは79付近を示しており、一般的に売り時と言われている月足RSI 90には依然として到達していないため、2025の相場においても、まだある程度の上昇を期待できそうな状況と推測される。

Suiチャート分析画像2024年12月12日 SUIUSD 日足
SUIUSD 日足 チャート分析

最近の値動きでは、上昇平行チャネルを形成しており、12月12日現在は、高値を結んだラインを上抜けようとしている。どこまでの高値を試せるかについては、上昇平行チャネル上では6ドル付近までは難なく試せる環境だと推測される。フィボナッチリトレースメントを使用した分析では、目先の目標価格は5ドル付近と推測されるが、順調に平行チャネルを推移した場合、年内から1月末にかけて、さらに次の目標である6ドル付近を試しに行くと予想される。

ビットコイン(BTC):10万ドル越えて上昇トレンド継続中

ビットコインチャート分析画像2024年12月12日 BTCUSD 日足
BTCUSD 日足 チャート分析

昨日11日水曜日、ビットコイン相場は前日比4.67%上昇した。終値は101,133.62ドルで100,000ドル越えの価格に再び到達した。8日や9日の取引では、下ヒゲを伸ばして上昇平行チャネルの下限線をブレイクダウンしそうな相場展開になっていた。しかし、昨日の取引でローソク足は依然としてチャネル内を推移し続けていることが確認された。

ビットコインチャート分析画像2024年12月12日 BTCUSD 4時間
BTCUSD 4時間足 チャート分析

4時間足では、昨日の取引ですべての移動平均線を上抜けたことが確認された。直近の相場を強く強く支えていた95,000ドル付近で再度抵抗され、価格は再び上昇した。上昇平行チャネルが守られたことで、相場再び上昇を目指しやすい環境になっていると考えられる。

トランプ次期大統領は、ビットコインの具体的な価格について言及し、アメリカ時間1月20日の大統領就任後、ビットコインの価格が150,000ドルに到達することを望んでいることが明らかになった。

イーサリアム(ETH):2024年内に4000ドル再到達なるか

イーサリアムチャート分析画像2024年12月12日 ETHUSD 日足
ETHUSD 日足 チャート分析

昨日イーサリアムは、前日比5.61%上昇した。過去のチャートでも非常に強く意識されていた3530ドル付近の抵抗線でサポートされ、現在価格は3810ドル付近を推移している。3530ドル付近を底値にして安値の安定化が完了し、価格は再び4000ドル到達を目指して上昇しやすい環境が整い始めている。ローソク足は再び月足レベルの三角持ち合いの上抜けを試しているところだ。

イーサリアムチャート分析画像2024年12月12日 ETHUSD 4時間
ETHUSD 4時間足 チャート分析

4時間足では、4000ドル到達後にしばらく揉み合い相場を形成した後に反発し、上昇平行チャネルの安値を結んだ線と3530ドルの水平線が重なる地点で反発したことが確認できる。月足三角持ち合いのレジスタンスをブレイクした今、再び4000ドルに到達するまでに時間はかからないかもしれない。

アプトス(APT):さらなる価格上昇に向けて準備中

Aptosチャート分析画像2024年12月12日 APTUSD 週足
APTUSD 週足 チャート分析

SUIと同じく、Meta社(旧:Facebook)の元メンバーによって開発され、プロジェクト「Libra」の技術と、Moveという独自のプラグラミング言語を用いたレイヤー1であるアプトス(APT)だが、SUIの上昇幅と比較するとまだ控えめなパフォーマンスとなっている。

週足レベルの緩やかな三角持ち合いの中を依然として推移しており、アメリカ大統領選挙後も緩やかな上昇を続けている。現在は、13.60ドル付近で取引が行われている。

Aptosチャート分析画像2024年12月12日 APTUSD 日足
APTUSD 日足 チャート分析

日足では、短期移平均線と中期移動平均線にサポートされながら順調に上昇トレンドを継続している。出来高も多くなっており、移動平均線は密集から拡散へ向かっていることからも、テクニカル的には上昇しやすい環境となっている。

直近目標は週足レベル三角持ち合いの上抜けになると予測され、ブレイクした後は今年3月に記録された前回高値付近の18ドル付近や、2023年高値の20ドル付近を目指して上昇していくと推測される。RSIは現在、日足で55付近、週足で65付近を示しているため、まだこの先2025年のバブルで本格的な上昇を迎えるのではないかという期待感が高まっている。

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使用インジケーター

  • トレンドライン 
    • 月足:白 週足:黄色 日足:緑 4時間足:赤 1時間足:青
  • 水平線 
    • 最高値or直近高値:ピンク 
    • 最安値or直近高値:水色 
    • レジサポライン:紫
  • SMA(単純移動平均線)
    • 短期(25日):青 
    • 中期(50日):赤
    • 長期(200日):緑
  • ボリンジャーバンド
    • 30SMA

使用オシレーター

  • MACD、RSI、出来高
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仮想通貨やFX、AI系について執筆活動をするWebライター。海外留学中に為替をはじめとした金融マーケット情報に興味を持ち、2023年に仮想通貨とFX業界に参入。市場動向を常に追いかけ、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析を両方取り入れた市場解析やシナリオ構築が得意。
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