ビットコイン(BTC)価格分析
ビットコインはアメリカ大統領選のトランプ氏当選を受けて大陽線で締め切られ、一時81,503ドルを付け、史上最高値を再更新した。


日足では、RSIは78を超え、若干買われすぎ圏内に到達しているため、今週は一時的に調整の下落が発生する可能性もある。しかし、大統領選挙でトランプ氏が勝利したことでファンダメンタルズは堅調であり、週足はRSI68、月足はRSI70とまだ買われすぎラインには到達していないため、長期目線ではまだ大きく上昇幅を残しているだろうと推測する。目先の目標はフィボナッチと重なる90,000ドル付近となるだろう。
短期トレードにおいても、上位足である週足月足が強い上昇トレンドであることから、細かい押し目でロングを狙っていく戦略が望ましく、ショートではエントリーする余地はないだろうと予想する。
今後のトレード戦略としては、この先目立った押し目を作らずに上昇を続けていく可能性も高いことから、長期目線では、1時間足など短期足で細かい押し目を狙いつつ、しばらくポジションをホールドして上昇を待つのが堅実だろう。
イーサリアム(ETH)価格分析
イーサリアムは、ビットコインと同様に週末も続伸し、週足は大陽線で締め切られ、1週間で約30%程度の上昇を記録した。現在は、3,200ドル付近を推移している。


2024年5月から続いていたトレンドラインの上抜けに成功し、新しいレンジへと突入した。このトレンドラインは、日足では長期の200日移動平均線が、週足では短期25日移動平均線と中期50日移動平均線が重なるポイントであったため、反発も予想されたが、ローソク足は大きく上抜け、非常に強い上昇トレンドとなっている。このまま上昇の波に乗っていくことができれば来週、再来週あたりには前回の高値である4000ドル付近を超えてくる展開になるだろうと推測する。そして、4000ドルのサポートラインを超えれば、史上最高値の4868ドルが目前だ。
RSIは日足では76と少々買われすぎ圏内、週足と月足では依然として60以下で、まだ上昇の余地があることを示唆している。
ソラナ(SOL)価格分析
ソラナも上昇を続け、先週は1週間で29%以上上昇、一時は215ドルを超えた。3月に付けた前回高値210.18ドルを抜いて今年の最高値を更新した。


現在ソラナの価格は3年ぶりの高値に達し、週足で見ると月足レベルで引けるサポートラインを実態で上抜けに成功した。まだ確定はしていないが、月足でも現在大きく上抜けている状態だ。ソラナは新しいトランプ政権とETF承認に対する期待感が高まっていることから、ファンダメンタルズ的にも今後さらに上昇していく見込みがあると推測できる。月足でサポートトラインの上抜けが、確認できれば史上最高値である259.59ドルに到達する日も遠くないだろうと予想する。
RSIは、日足では75と少々買われすぎ圏内だが、週足月足では65以上70以下程度で、買いサインとなっている。
リップル(XRP)価格分析
リップルも、大統領選挙でのトランプ氏勝利を受けて、1週間で約17%上昇し、大陽線をつけた。


週足では長期200日移動平均線で少々反発し、依然として2022年年明けごろから続く月足レベルの三角持ち合いの中を推移している。直近では、この三角持ち合いでのプライイスアクションを注視してトレード戦略を練っていくこととなるだろう。
日足では、短期20日移動平均線が上向きになり、長期200日移動平均線の追い越しを試しているところだ。この短期移動平均線が中期と長期の移動平均線を上抜いた地点でロングでエントリー、もしくは月足のサポートラインを上抜けたあたりでのエントリーを狙っていきたいチャート形状となっている。
過去、何度か三角持ち合いの上抜けを試しているが、日足や週足などの長期足ではダマシとなり、全てヒゲとなっているため、ローソク足がしっかりと実態で上抜けたことを確認してエントリーするのが望ましいだろう。
RS Iは日足では70程度、週足月足は、依然として50前半で、まだ大きな上昇余地があると推測する。
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関連:チャート分析ツール「トレーディングビュー」の使い方
使用インジケーター
- トレンドライン
- 月足:白 週足:黄色 日足:緑 4時間足:赤 1時間足:青
- 水平線
- 最高値or直近高値:ピンク
- 最安値or直近高値:水色
- レジサポライン:紫
- SMA(単純移動平均線)
- 短期(25日):青
- 中期(50日):赤
- 長期(200日):緑
使用オシレーター
- MACD、RSI