仮想通貨の上場取引型金融商品、相場の底上げにより、年初来の流入総額が過去最高の3.1兆円に
資産運用会社「Coinshares(コインシェアーズ)」によると、先週(7月22日~28日)の全世界の主要な暗号資産(仮想通貨)投資商品(ETP)は2.4億ドル(約368億円)の純流入となった。

欧州の仮想通貨運用会社コインシェアーズの週報によると、ブラックロックやフィデリティ、グレースケールなどの資産運用会社の仮想通貨投資商品(ETF含む)は、2.4億ドル(約368億円)の純流入となった。
取引量は、最近のイーサリアム現物ETFの立ち上げに支えられ、5月以来の最高水準の148億ドル(約2.2兆円)に上昇した。また最近の価格上昇により、運用資産総額(AuM)は991億ドル(約15兆円)に達し、年初来(YTD)の流入総額は過去最高の205億ドル(約3.1兆円)となった。

出典:coinshares
銘柄別に見ると、ビットコインには先週5.2億ドル(約800億円)の流入があり、今月の流入額は36億ドル(約5,534億円)、YTDの流入総額は過去最高の190億米ドル(約2.9兆円)となった。
この力強い資金流入の背景には、「米国の選挙活動でビットコインが戦略的準備資産になる可能性があるとの発言や、2024年9月のFRB利下げの可能性が高まったこと」があるとコインシェアーズは考察している。
米国でのイーサリアム現物ETF上場は、仮想通貨ETPに2020年12月以来最大の資金流入をもたらした。グレースケールを除くイーサリアム現物ETFには22億ドル(約3,400億円)の資金流入があり、イーサリアムETPの取引量は542%増加した。
しかし、旧製品「グレースケール・イーサリアム・トラスト」の運用資産を引き継いだ「ETHE」からの15億ドル超(約2,300億円)の資金流出により、イーサリアムETP全体では2.8億ドル(約431億円)の純流出となった。
出典:James Butterfill