- リップル(XRP):主要HMA下抜け後のエクスパンション確認で1.82ドルを狙う局面
- ビットコイン(BTC):1時間足中期HMA維持で94,000ドル試し、割れれば調整入りに注意
- イーサリアム(ETH):雲下端突破と長期HMA反発で3,640ドル上値トライに向けた展開
- ぺぺコイン(PEPE):0.0000052ドル突破と4時間足エクスパンション成立で雲下端へ伸長
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMA、日足中期HMA、4時間足長期HMAを下抜け
- 4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを確認
- 1時間足レベルで下降のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 1.82ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
リップル(XRP)は現在、2.07ドル付近を推移している。昨日20時ごろから上昇の値動きとなり、本日にかけて急騰したものの、日足一目均衡表雲で強く反発し、その後は下落に転じた。現在は4時間足一目均衡表雲を下抜けしており、上値の重さが意識される局面だ。
短期的には下落優勢と判断できるものの、価格下部には日足短期HMA、日足中期HMA、4時間足長期HMAが集中しており、これらがサポート帯として働く可能性があるため、現状のままでは方向感が乏しい展開である。ポジションを構築するには、これら重要ラインを明確に下抜けする必要がある。また下抜けた場合でも、直近安値ラインの1.985ドル付近や4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドが控えており、短期的には下落余地が限定されやすい位置にあるといえる。
ただし、中長期的には日足短期HMA・日足中期HMA・4時間足長期HMAを下抜けした段階で下落圧が一段と強まりやすく、続いて4時間足ボリンジャーバンドにエクスパンションが発生する強い下落が確認されれば、1時間足レベルで下降のダウ理論が成立する可能性が高い。この条件が揃う場合、1.82ドル付近までの下落を狙うショート戦略が成立しやすくなるだろう。
現状は下落優勢ではあるものの、複数のサポート帯が近接しているため不安定な位置だ。したがって、明確なライン割れとエクスパンション、さらに1時間足の下降トレンド成立が確認されるまでは様子見を続けるのが妥当だと判断する。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足中期HMAを下割らない状態で上昇の値動きとなったポイント
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 94,000ドルから4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近(95,000ドル付近)
- 損切り目安:
- 1時間足中期HMA直下
ビットコイン(BTC)は現在、92,546ドル付近を推移している。昨日は日足短期HMA直下で方向感の乏しい値動きが続いていたが、本日に入り強い上昇が入り、4時間足で確認できる直近高値ラインである94,000ドル付近を一度上抜けた局面だ。
その後は短期的な押し戻しが発生しているものの、1時間足中期HMAで価格が支えられており、1時間足では押し目形成の流れが継続していると判断できる。さらに4時間足では安値切り上げと高値更新が成立しているため、今後も1時間足中期HMAを下抜けない限り、再び94,000ドルから4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近である95,000ドル付近まで戻りを試す展開となると思われる。エントリーは「1時間足中期HMAを維持したまま再上昇に転じる局面」で検討し、損切りは1時間足中期HMAの直下が適切といえる。
中長期的には4時間足ボリンジャーバンドが収縮し始めているため、短期上昇が進んだとしても同帯付近では勢いが鈍化する可能性がある。また価格上部には日足一目均衡表雲が控えており、この雲下端を明確に上抜けしなければ大きな上昇にはつながりにくい構図だ。ただし日足では売り圧の後退が見られるため、日足短期HMAを下抜けずに推移しつつ、一目均衡表雲内への突入が実現する場合は買い優勢へ再転換し、96,500ドルや98,000ドル付近までの上昇余地も視野に入る展開となるだろう。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAもしくは日足短期HMA付近から上昇の値動きに転換
- 日足一目均衡表雲下端を上抜けしつつ1時間足レベルで上昇トレンドが成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 3,640ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
イーサリアム(ETH)は現在、3,325ドル付近を推移している。日足短期HMAを下支えとしながら方向感の乏しい値動きが続いていたが、本日に入り急騰し、3,400ドル付近の4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドへ到達した後、短期的な反落が生じている状況だ。
足元では4時間足ボリンジャーバンドからの反発により上昇一服の局面となっているが、バンドがエクスパンションしていない点を踏まえると、短期的には下落へ移行する可能性が高い。ただし日足では安値切り上げと高値更新が成立しており、中期的には上昇圧が依然として維持されていると判断できる。そのため、1時間足長期HMAもしくは日足短期HMA付近で下落が止まり、1時間足レベルで再度上昇トレンドが成立する局面ではロングを検討したい。
一方で、価格上部には日足一目均衡表雲が位置しており、この雲下端が強い抵抗帯として意識される。ロングの優位性を高めるためには、日足一目均衡表雲下端を明確に上抜けし、かつ1時間足で上昇トレンドが保たれている状態が条件となる。その条件を満たした場合、利確目安である3,640ドル付近までの上昇が視野に入る展開だ。
中長期的には、日足で確認できる戻り高値帯である3,640ドルから3,670ドル付近の突破が上昇トレンド転換の重要な判断材料となる。この帯を上抜けるまでは下落の再発も考慮しつつ、柔軟に戦略を構築すべき局面である。
ぺぺコイン(PEPE)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを確認
- 0.0000052ドル付近を上抜け
- 1時間足レベルで上昇トレンドが成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足一目均衡表雲下端付近(0.0000057ドル付近)
- 損切り目安:
- 0.0000052ドル直下、もしくはエントリー時点での直近安値
ぺぺコイン(PEPE)は現在、0.00000476ドル付近を推移している。昨日は0.0000050ドル付近から下落し、日足短期HMAで一旦下げ止まりを見せた後、本日に入り急騰して前日高値をわずかに上抜けた。しかし、その後は反落し再び現在価格帯まで戻してきている。
現状、日足では安値切り上げが進んでおり売り圧の後退が確認できる。また4時間足でも安値切り上げが成立しているため、中期的には上昇圧があると判断できる。ただし0.0000050ドルから0.0000052ドル付近には中長期の抵抗帯が重なっており、4時間足ボリンジャーバンドもこの価格帯に位置しているため、短期的には上値が重くなりやすい状況だ。したがってロングを検討するには、4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを誘発する強い上昇を伴いながら、0.0000052ドル付近を明確に上抜けする必要がある。
さらに1時間足レベルで上昇トレンドが成立する場合、日足一目均衡表雲下端付近である0.0000057ドル付近までの上昇余地が見込める。一方で、長期的には日足一目均衡表雲と日足長期HMAが強い抵抗帯として控えているため、これらを上抜けしなければ本格的な上昇転換とはならないだろう。そのため、短中期で上昇となるシナリオを想定しつつも、依然として下落リスクも考慮した戦略を準備しておくべき局面である。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7




