- リップル(XRP):3.0ドルと1時間足中期HMA割れで2.9ドルへの下落余地
- ビットコイン(BTC):日足長期HMA下抜けで112,600ドルを目指す動きに警戒
- イーサリアム(ETH):1時間足中期HMA割れなら4,165ドルまでの下落が想定
- ソラナ(SOL):日足一目均衡表雲上端を下抜ければ175ドル割れを試す展開
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足中期HMAと3.0ドルを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2.9ドル付近
- 損切り目安:
- 3.0ドル直上
リップル(XRP)は現在、3.05ドル付近を推移している。昨日は短期的に下落し3.0ドルを割り込んだ後、4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近まで下落したが、その後大きく反発し3.1ドル付近まで戻した。
ただし、現状では1時間足一目均衡表雲が上値を抑える形となっており、3.1ドルがレジスタンスとして機能している。そのため、1時間足中期HMAと3.0ドルのサポートを同時に下抜けする場面が確認できれば、短期的に再び下落へ転じる可能性が高く、2.9ドル付近までの下落が想定される。
長期的には、日足短期HMAを明確に上抜けるまでは売り優勢と判断される。加えて、日足一目均衡表雲下端の2.73ドル付近まで下押しするリスクも残されており、中期的には下値余地に注意を払う必要があるだろう。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足長期HMAを下抜け
- 1時間足レベルで下降トレンドが成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 112,600ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
ビットコイン(BTC)は現在、116,500ドル付近を推移している。昨日は1時間足中期HMAを起点に下落の値動きとなり、4時間足ボリンジャーバンドを拡大させながら日足長期HMA付近まで到達した。その後反発が入り、直近では1時間足中期HMAを上抜けし、下降の押し目形成を思わせる動きにある。
現状、4時間足レベルでも下落優勢のチャート配置となっており、116,800ドル付近のレジスタンスラインでレジサポ転換の兆候も確認できる。また、4時間足ボリンジャーバンドは拡大傾向にあり、相場の勢いは下方向に強いと判断できる。そのため、今後日足長期HMAを下抜けし、1時間足レベルで下降トレンドが成立すれば、112,600ドル付近までの下落が視野に入る。
一方で、日足長期HMAで価格が再び支えられる場合、長期的な下落は回避される可能性もある。しかし、日足中期HMAを明確に上抜けるまでは上昇トレンド転換と判断するのは難しく、引き続き下落リスクに警戒すべき局面である。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足中期HMAを下抜け確定
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4,165ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足短期HMA直上
イーサリアム(ETH)は現在、4,300ドル付近を推移している。昨日、日足中期HMAを下抜けした後、同水準を起点に1時間足レベルで下降の押し目を形成する値動きとなっている。
直近のチャートでは、1時間足中期HMAを下抜け確定した場合に下降トレンドが成立しやすく、短期的には4,165ドル付近までの下落が想定される。また、4時間足でも下落優勢の配置が確認でき、直近高値を切り下げる動きが続いているため、売りが優勢な相場環境であるといえる。
このまま下落が進行し4,165ドル付近を下抜けた場合、4時間足一目均衡表雲を明確に割り込む形となり、さらなる売り圧力の増加が懸念される。その場合、中長期的には3,950ドル付近まで下落する可能性を視野に入れておく必要がある。
一方で、日足中期HMAを再び上抜けて安定した推移となれば、下落シナリオは一旦回避されるが、その兆しが確認できるまでは戻り売りを中心とした戦略が適している局面である。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足一目均衡表雲上端を下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 175ドルから173.5ドル付近
- 損切り目安:
- 日足一目均衡表雲上端の直上
ソラナ(SOL)は現在182ドル付近で推移している。昨日は日足一目均衡表雲のサポートによって下げ止まったものの、その後の戻りは限定的で、4時間足の一目均衡表雲下端および長期HMAが上値を抑える形となっている。
短期的には、1時間足・4時間足ともに下落トレンドが継続していると判断できるチャート配置であり、上値は重い状況が続いている。そのため、日足一目均衡表雲上端(182〜183ドル付近)を明確に下抜けた場合、次の下値ターゲットは175ドルから173.5ドル付近までの下落が想定される。
一方、長期的な視点では、日足長期HMA付近(156ドル前後)が焦点となる。現状では日足レベルの上昇トレンドが一旦終了しているため、この水準を下抜ければ長期的な下落相場に移行する可能性がある点に注意すべきだろう。逆に、ここを維持できれば再び雲内に戻る動きとなる可能性も残されている。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7