- ビットコイン(BTC):4時間足一目均衡表下抜け、戻り売り狙いの展開に警戒
- イーサリアム(ETH):中期下落トレンド警戒、2,460ドル付近が支持帯候補
- リップル(XRP):ファンダ要因で急落、短期ショートは慎重判断が必要
- ソラナ(SOL):調整上昇後の下落再開に注意、142ドルが節目水準
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAもしくは1時間足一目均衡表雲下端で価格が反発
- 1時間足もしくは下位足で下降トレンドが成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 103,100ドルから101,500ドル(4時間足で確認できる直近安値)
- 損切り目安:
- エントリー時点の直近高値
ビットコイン(BTC)は現在、103,300ドル付近を推移している。昨日、4時間足長期HMAを明確に下抜け、その後レジスタンスとして機能したことで、中期的な下落トレンド入りが示唆された。加えて、本日9時過ぎに報じられたイスラエルによるイラン空爆の報道がリスクオフ要因となり、急落を伴って103,100ドル付近のサポートまで下落した。
この下落はファンダメンタルズ要因によるものであるため、短期的には一時的な反発や乱高下に注意が必要であり、無理なエントリーは避けるべき局面といえる。ただし、現状の値動きが落ち着いた後に、価格が4時間足一目均衡表を明確に下抜けした場合、さらなる下落が視野に入る。次のターゲットは、4時間足で確認できる101,500ドル付近の安値水準である。
具体的なエントリー戦略としては、価格が1時間足長期HMAや一目均衡表雲下端まで戻ったタイミングでの戻り売りを狙いたい。その際、1時間足もしくは下位足での下降トレンド形成が確認できることが前提条件となる。損切りはエントリー時点の直近高値とし、利確は101,500ドル付近を目安としたい。
長期的な視点では、日足長期HMAを下抜けするまでは強気地合いを完全に否定する必要はないが、日足一目均衡表雲の中に価格が入り込む可能性が高いことから、方向感に乏しく不安定な相場展開が予想される。今後は各種HMAおよび一目均衡表雲の位置関係を注視しつつ、慎重な対応が求められる。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAもしくは1時間足一目均衡表雲下端で価格が反発
- 1時間足もしくは下位足で下降トレンドが成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2,460ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点の直近高値
イーサリアム(ETH)は現在、2,480ドル付近を推移している。早朝の時間帯に4時間足長期HMAを下抜けし、その後も下落が継続。本日朝のイスラエルによるイラン空爆報道により、リスクオフ相場が加速し、サポートとして意識されていた2,460ドルのラインまで急落した。
この下落の背景には明確なファンダメンタルズ要因があり、現時点では市場が冷静さを欠いている状態であるため、短期的には値動きが不安定な時間帯が続くと予想される。仮に今後、相場が落ち着きを取り戻し、1時間足長期HMAもしくは一目均衡表雲下端で価格が反発するような局面があれば、その戻りから再び下落を狙う中期的なショート戦略が有効と考えられる。
その際、1時間足もしくは下位足で明確な下降トレンドが形成されていることが重要な確認ポイントとなる。利確の目安としては、直近のサポートである2,460ドルが妥当であり、損切りはエントリー時の直近高値を基準に設定するのが適切である。
長期的な視点では、日足一目均衡表雲の上限で反発できるかどうかが注目ポイントだ。仮に日足一目均衡表雲の上限で再度の反発が見られれば、2,800ドル付近までの上昇も再び視野に入る。一方、雲の中に価格が突入した場合、目線としては強気を維持しつつも、方向感が定まりにくい難解な相場となる可能性が高い。今後は一目均衡表雲の範囲での値動きに特に注目したい。
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線、非推奨)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足一目均衡表雲下端で反発
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2.06ドル付近
- 損切り目安:
- 日足一目均衡表下端の直上
リップル(XRP)は現在、2.10ドル付近を推移している。本日早朝に4時間足長期HMAを下抜けたことでテクニカル的な売り圧が強まる中、イスラエルによるイラン空爆報道が重なり、リスクオフ相場が加速。これにより、価格は急落し、日足一目均衡表雲を下抜けて、2.10ドルのサポート付近まで到達した。
この急落によって現在は各HMAから大きく乖離した状態であり、相場のボラティリティが極端に高まっている。そのため、エントリーは非推奨とされるが、あえてトレードする場合は、日足一目均衡表雲の下端で一時的に反発する可能性を前提とした短期的なショート戦略が考えられる。具体的には、反発後の再下落に乗る形で2.06ドル付近までをターゲットとし、損切りは雲下端直上の水準に設定したい。
ただし、現状ではファンダメンタルズ要因の影響が色濃く残っており、相場が落ち着くまで無理に仕掛ける必要はない。価格が横ばいの調整局面に入る可能性も高く、無理なエントリーはむしろリスクを高める要因となる。
中長期的には、今回の下落により移動平均線との乖離が拡大しており、今後は一旦乖離解消のために横ばいの値動きを挟む可能性が高い。その後、もし下降トレンドが明確に形成されるようであれば、2.00ドルを割る展開となる可能性も視野に入るだろう。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中期目線、非推奨)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAもしくは1時間足一目均衡表雲下端で価格が反発
- 1時間足もしくは下位足で下降トレンドが成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 142ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点の直近高値
ソラナ(SOL)は現在、145ドル付近で推移している。本日、4時間足長期HMAを明確に下抜けしていたところに、イスラエルのイラン空爆開始という地政学リスクが重なり急落。前回安値にあたる日足長期HMA付近まで落ち込んだところで、一時的な反発の動きを見せている。
現時点で、4時間足一目均衡表雲も下抜けしており、中期的には下落トレンドへの転換が示唆される。ただし、急落により各時間軸のHMAから大きく乖離した状態となっており、相場としては一旦の調整局面に入ると予想される。この戻りの動きは最低でも1時間足長期HMA付近までは継続する可能性がある。
今後、1時間足長期HMA付近で再び上値を抑えられ、下落に転じるようであれば、1時間足あるいは下位足での下降トレンド確認を条件に、ショートエントリーを検討したい。利確目標としては、今回の安値水準にあたる142ドル付近が妥当であり、損切りはエントリー時の直近高値に設定する。
ただし、現在価格は日足一目均衡表雲の中に位置しており、突発的な上下の動きに警戒が必要である。値動きが安定するまでは無理な仕掛けは避けたい。
長期的には、日足長期HMAを明確に下抜けるかどうかが次の大きな分岐点となる。この水準を割り込んだ場合、テクニカル的には大きな下落余地が開き、次の節目として122.5ドル付近までの下落も十分に視野に入ってくるだろう。今後は雲内での動向とともに、長期HMAの攻防に注目したい。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7