- ビットコイン(BTC):1時間足雲下抜けで短期的に下落圧、104,000ドルが目安か
- イーサリアム(ETH):長期HMA割れなら一段安、2,480ドルが短期的ターゲット
- リップル(XRP):2.285ドルが上値抵抗、下抜けで2.10ドル付近まで下落も
- ソラナ(SOL):150.5ドル割れで下落加速の懸念、142ドルが注目ライン
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足一目均衡表雲を下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 1時間足長期HMA付近(104,000ドル付近)
- 損切り目安:
- 1時間足一目均衡表雲下端直上
ビットコイン(BTC)は現在、105,300ドル付近を推移している。昨日、1時間足の一目均衡表雲で反発し、安値を切り上げる形で上昇したものの、107,000ドル手前で反発に失速し上値を抑えられている。これは、上昇の勢いが限界に達しつつあるサインとも受け取れる。
直近では、1時間足MACDにおいてダイバージェンスが確認されており、短期的な上昇の勢いは減少傾向にある。この状態で1時間足一目均衡表雲を下抜けした場合、ショートポジションを狙いやすい形となる。利確目安は1時間足長期HMA付近の104,000ドルあたりが有力であり、雲下端直上を損切りポイントとすることでリスクを限定できる。
一方、中長期的には方向感に乏しい状態が続いており、4時間足と日足の一目均衡表雲に挟まれる格好となっている。また、移動平均線も拮抗しており大きなトレンドの形成には至っていない。しかし、日足MACDは依然としてデッドクロスが続いており、長期的な下落圧力が依然残っていると判断できる。仮に1時間足長期HMAを明確に下抜けた場合、次の注目は102,500ドル、さらに101,500ドル付近までの下落も視野に入れておくべきだ。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMA(2,550ドル付近)を下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2,480ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足長期HMAもしくは2,550ドル付近
イーサリアム(ETH)は現在、2,600ドル付近を推移している。4時間足の一目均衡表雲が上値を抑えるレジスタンスとして機能しており、一方で日足短期HMAが下値を支えるサポートとなっている構図だ。このサポートとレジスタンスの間で価格が揉み合う状況が継続している。
1時間足MACDの動きからは、上昇の勢いの減少が確認できる。今後、価格が1時間足長期HMA(2,550ドル付近)を下抜ける展開となれば、短期的には2,480ドル付近までの下落が想定されるだろう。エントリーポイントはこの下抜け直後が有効であり、損切りは2,550ドルを再び上抜けた場合や長期HMAを明確に上回った場合が目安となる。
中長期的には、日足長期HMAからの乖離が依然として残っており、これを埋める動きが意識されやすい。1時間足長期HMAを下抜けると、売りの勢いが再加速し、日足一目均衡表雲の上端、もしくは内部までの下落調整が入る可能性がある。短期・中期ともに慎重な見極めが求められる相場局面である。
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線、非推奨)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルで下降トレンドが成立
- 日足短期HMAと1時間足長期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2.10ドル付近
- 損切り目安:
- 日足短期HMA直上、もしくは1時間足長期HMA直上
リップル(XRP)は現在、2.260ドル付近を推移している。短期的には反発の値動きが見られたが、2.285ドル付近のレジスタンスで上昇が抑えられ、前回下落の起点となった水準が意識されている形だ。
直近の値動きを見ると、価格は日足短期HMAと1時間足長期HMAの上にあるものの、上値の重さが顕著であり、再びこれらを下抜けする展開となれば下降トレンド再開の可能性が高まる。1時間足レベルで下降トレンドが成立した場合、短中期的には2.10ドル付近までの下落が想定される。なお、この下落戦略は、現状ではややリスクが高く、短期限定でのエントリーが前提となる。
また、日足および4時間足の一目均衡表雲の中に価格があるため、方向感は定まりにくく、突発的なボラティリティには十分な注意が必要である。中長期的には、2.10ドル〜2.04ドル付近がサポート帯として機能する可能性があるが、このゾーンを明確に下抜けした場合、さらに大きな下落に発展する懸念もある。慎重なリスク管理とエントリー精度が求められる局面である。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中期目線、非推奨)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルで下降トレンドが成立
- 150.5ドル付近を下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 142ドル付近
- 損切り目安:
- 150.5ドル直上
ソラナ(SOL)は現在、156.7ドル付近を推移している。昨日のローソク足は長い上髭を伴う陰線で終わっており、上昇の勢いが否定された印象が強い。現在は日足一目均衡表雲の上端付近で下支えされており、方向感に乏しいレンジ相場が続いている。
直近では、5月31日以降の下落を150.5ドル付近で何度も否定しており、同水準が強いサポートとなっている。しかし、日足MACDはデッドクロス状態にあり、長期的には依然として下落圧力が残っている。今後、150.5ドルを明確に下抜けた場合は、1時間足で下降トレンドが成立する形となり、142ドル付近までの下落が見込まれるだろう。ただし、現在の価格は日足一目均衡表雲の中にあり、相場の不安定さが目立つため、エントリーには慎重さが求められる。リスク許容度のある短中期トレーダー向けのポイントである。
なお、142ドル付近は日足長期HMAと重なる重要なサポート帯であり、過去には押し目として機能した実績もある。このラインを再び下回るような展開になれば、中長期でのトレンド転換にも繋がるため、今後の値動き次第では下落の加速にも注意を要する局面といえる。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7