- ビットコイン(BTC):日足短期HMAでの反発に警戒、短期下落継続の可能性あり
- イーサリアム(ETH):下降のダウ理論継続か、2,480ドル割れに要注意
- リップル(XRP):下降トレンド継続中、1時間足長期HMAを下抜けるか注視
- ソラナ(SOL):MACDダイバージェンス確認、短期上昇の兆しに注目
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMA付近で反発が確定
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 1時間足長期HMA付近
- 損切り目安:
- 日足短期HMAを価格が上抜け
ビットコイン(BTC)は現在、105,400ドル付近を推移している。5月30日以降、1時間足中期HMAを起点とした下落は103,100ドル付近で一旦止まり、その後1時間足長期HMAを上抜けしたことで短期的な下落トレンドからは脱却した状況にある。
しかし、今後日足短期HMAがレジスタンスとして機能する可能性が高く、また価格は日足中期HMAおよび4時間足長期HMAの下に位置していることから、中期的には依然として下落の可能性を残すチャート配置といえる。特に、現時点ではこの日足短期HMAでの反発により再び下落する展開には十分注意が必要だ。
短期的には、日足短期HMAでの反発を確認後、1時間足長期HMA付近(105,000ドル~104,000ドル)までの下落を狙ったショートエントリーが考えられる。ただし、現在の値動きは移動平均線に挟まれているため方向感に乏しく、急な反転に対する警戒も怠れない。
万が一、下落が加速して1時間足長期HMAを明確に下抜けした場合は、101,500ドル付近までの中期的な下落も視野に入る。一方で、日足短期HMAを上抜けし、さらに4時間足一目均衡表雲をも上抜けした場合には、再び110,000ドル付近までの上昇が展開される可能性もある。方向感が定まりにくい局面のため、エントリーは慎重に判断したい。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMA付近で反発
- 1時間足レベルで下降のダウ理論が成立
- 2,480ドル付近のサポートラインを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2,420ドル付近
- 損切り目安:
- 2,480ドル直上
イーサリアム(ETH)は現在、2,500ドル付近を推移している。5月30日に4時間足一目均衡表雲を明確に下抜けしたことを受け、短期的には下落トレンドへ移行。2,480ドル付近のサポートで一時的に下げ止まってはいるが、依然として売り圧力の優勢となっている。
現在は1時間足中期HMAと長期HMAの間に価格が位置しており、短期的には方向感に乏しい。ただし、4時間足および日足では引き続き下落バイアスが強く、上位足の流れを優先すれば戻り売りが意識されやすい局面といえる。
今後の展開としては、1時間足長期HMA付近からの反発を起点に、1時間足短期HMAを再度下抜け、1時間足レベルで下降のダウ理論が成立するかが焦点となる。仮に2,480ドルのサポートを明確に下抜けた場合、次の節目である2,420ドル付近までの下落が想定される。
中長期的には、日足一目均衡表雲のサポート付近で反発するか否かが大きな分岐点となる。ここで下げ止まり再度上昇に転じれば、強気相場継続の可能性も出てくる一方で、同雲を割り込む展開となればさらなる調整を警戒すべきである。
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルで下降のダウ理論を形成しながら1時間足長期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2.10ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足長期HMA直上
リップル(XRP)は現在、2.10ドル付近を推移している。5月30日頃から価格は日足一目均衡表雲の中に突入し、方向感に欠ける不安定な値動きが継続している。直近では2.10ドル付近で一時的に下げ止まったが、反発の勢いは限定的で、上昇への明確な転換は見られていない。
また、中期的なチャート配置は依然として下落傾向であることから、今後、1時間足長期HMAを下抜けし、かつ1時間足レベルで下降のダウ理論が成立する動きが見られれば、再び2.10ドル付近まで下落する可能性が高まると判断できる。
一方で、現在は日足一目均衡表雲の中にあるため、ダマしの動きや突発的な反発が発生しやすい点には注意が必要である。短期的なノイズが多くなりやすい相場状況であるため、ポジション管理とリスク許容度を慎重に見極めたい。
さらに、日足一目均衡表雲を下抜けした場合には、下落の勢いが強まり、次のサポート候補としては日足ボリンジャーバンドロワーバンド付近(1.90ドル付近)までの下落が視野に入る。雲の下端を割り込むか否かが今後の値動きを左右する重要な局面である。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足中期HMAを起点に上昇の値動きが確認される
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足短期HMA付近
- 損切り目安:
- 1時間足長期HMA直下
ソラナ(SOL)は現在、158.0ドル付近を推移している。5月30日以降、短・中期的な下落が継続していたが、150.5ドル付近で下げ止まりを見せ、現在は1時間足長期HMAを上抜けするなど、反発の兆しが見え始めている。
1時間足および4時間足のMACDではダイバージェンスも確認できており、今後1時間足中期HMAを起点とした上昇の動きが確認できれば、日足短期HMA付近(165ドル近辺)までの短期的な上昇が見込まれる展開となると推測する。
中長期的には、現在価格は日足一目均衡表雲の上端付近に位置しており、ここは押し目の反発ポイントとして意識されやすい水準である。そのため、今後日足短期HMAを明確に上抜けし、さらに165ドル付近(4時間足一目均衡表雲)を上抜けるようであれば、長期的な上昇トレンド再開の可能性が高まる。
一方、上昇が鈍化し再び価格が日足一目均衡表雲に突入した場合には、150.5ドル付近を下限とした横ばいのレンジ相場へ移行する可能性も考えられる。そのため、今後の値動き次第で中期的な戦略を柔軟に立てる必要がある局面となっている。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7