ビットコイン続落、一時92,000ドル台に【仮想通貨チャート分析】

廣野倭佳菜
20 Min Read

仮想通貨チャート分析

ビットコイン(BTC):続く下落に警戒感、気になる今後の値動きは?

ビットコイン(BTC USD) 日足チャート分析 2025年1月9日
ビットコイン 日足チャート分析 2025年1月9日

ビットコイン価格は、昨日(8日)の相場で1.96%下落した。最安値は92,528.67ドルをつけた。執筆時現在、価格は95,000ドル付近を推移している。

日足では、92,000ドル付近まで下落した後、反発し、ローソク足実体は95,000ドル付近で確定したことが確認される。過去の相場でも下ヒゲを92,000ドル付近まで伸ばし、ローソク足実体は95,000ドル付近でサポートされた場面が多く認識できる。

今後の取引では、終値ベースで95,000ドルをローソク足実体で維持できるのかが焦点となりそうだ。95,000ドルでのサポートに失敗した場合、その下には92,000ドルに強力な抵抗線が控えている。過去の値動きを鑑みると92,000ドルでサポートされる可能性は高いと推測される。しかし、92,000ドルでサポートされなかった場合、最大で下降平行チャネル(赤)の下限値である88,000ドル付近までは下落する可能性があると推測される。

ビットコイン(BTC USD) 4時間足チャート分析 2025年1月9日
ビットコイン 4時間足チャート分析 2025年1月9日

4時間足では、下降平行チャネルの上限値を試した後に急落する値動きを見せたことが確認できる。短期移動平均線はまもなく長期移動平均線を下抜けようとし、デッドクロスを形成しようとしている。現在価格はちょうど95,000ドル付近を推移しており、まだ95,000ドルの抵抗線を明確に下抜けたと判断することはできない。

4時間足のRSIは40を下回り、売られすぎを示している。現物のトレーダーたちにとっては、我慢の相場となりそうだ。

イーサリアム(ETH):再び3300ドル付近まで下落、サポート成功なるか

イーサリアム (ETHUSD)日足チャート分析 2025年1月9日
イーサリアム 日足チャート分析 2025年1月9日

イーサリアム価格は、昨日の相場で前日比1.60%下落した。最安値は3208.20ドルをつけた。執筆時現在、価格は3350ドル付近を推移している。

一昨日7日火曜日からさらに続落し、ローソク足は再び3300ドルの抵抗線付近まで戻ってきている。昨日の相場で、価格は一時3200ドル付近まで下落し、下ヒゲを伸ばしたが、ローソク足実体は3300ドル付近で確定した。過去の相場でも、3300ドルは強力な抵抗線として機能した経験があるため、今後の取引でも非常に注目される価格となるだろう。

また、意識されている価格である分、明確に下抜けた場合は、損切りを巻き込んで下に走りやすい傾向があることに注意しなければならない。もし3300ドルを明確に下抜けた場合、日足ではダブルトップが形成され、さらなる下落を示唆する可能性がある。

イーサリアム (ETHUSD)4時間足チャート分析 2025年1月9日
イーサリアム 4時間足チャート分析 2025年1月9日

4時間足では、一昨日7日からほとんど押し目を作らずに下落相場を形成したことが確認できる。移動平均線は、短期移動平均線がまもなく中移動平均線を下抜けようとしている。短期移動平均線がすべての移動平均線を下抜けると、今後の相場で反発が重くなる可能性があると推測される。

過去の相場パターンを考慮すると、今後の相場では3250ドル付近を下限、3530ドル付近を上限としたレンジが形成されやすいと予想される。

ソラナ(SOL):200ドル下抜け、下落どこまで?

ソラナ(SOL USD) 日足チャート分析 2025年1月9日
ソラナ 日足チャート分析 2025年1月9日

ソラナは、昨日の相場で前日比2.32%下落した。現在価格は197ドル付近を推移している。

日足では、2日連続で下落し、上昇平行チャネル(赤)の下限値付近まで下落した。最安値は188.34ドルをつけ、平行チャネルの下限線を一時ブレイクし、下ヒゲを伸ばした。

ソラナ(SOL USD) 4時間足チャート分析 2025年1月9日
ソラナ 4時間足チャート分析 2025年1月9日

4時間足では、一昨日7日から昨日にかけて、ほとんど押し目を作らず、急落したことが確認できる。ローソク足は200ドルでのサポートに失敗し、再び日足下降平行チャネルへ割り込んだ。

移動平均線は、直近の急落によって短期移動平均線が下向きになり、すべての移動平均線をまもなく下抜けようとしている。今日の取引では、上昇平行チャネルの下限値付近での攻防がトレードにおいての注目ポイントになりそうだ。

シンボル(XYM):引き続き弱気三角持ち合い形成、0.017ドルが鍵に

シンボル (XYMUSD)日足チャート分析 2025年1月9日
シンボル 日足チャート分析 2025年1月9日

シンボルは、昨日の相場で前日比1.69%下落した。現在価格は0.0175ドル付近を推移している。

日足では、引き続き弱気三角持ち合いを形成しており、現在ローソク足はトライアングルの下辺付近を推移している。0.017ドル付近での攻防が続いているが、長期移動平均線も重なっていることから、0.017ドルが強いサポートであることが認識できる。

シンボル (XYMUSD)4時間足チャート分析 2025年1月9日
シンボル 4時間足チャート分析 2025年1月9日

4時間足では、昨日の相場で短期移動平均線が中期移動平均線を下抜けた。昨日はボラティリティーの低い相場となり、0.017ドル付近でもみ合いを形成したことが確認できる。今後の相場でも、引き続き0.017ドル付近でのプライスアクションが注目されることになるだろう。

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使用インジケーター

  • トレンドライン 
    • 月足:白 週足:黄色 日足:緑 4時間足:赤 1時間足:青
  • 水平線 
    • 最高値or直近高値:ピンク 
    • 最安値or直近高値:水色 
    • レジサポライン:紫
  • SMA(単純移動平均線)
    • 短期(25日):青 
    • 中期(50日):赤
    • 長期(200日):緑
  • ボリンジャーバンド
    • 30SMA
    • 20SMA

使用オシレーター

  • MACD、RSI、出来高

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仮想通貨やFX、AI系について執筆活動をするWebライター。海外留学中に為替をはじめとした金融マーケット情報に興味を持ち、2023年に仮想通貨とFX業界に参入。市場動向を常に追いかけ、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析を両方取り入れた市場解析やシナリオ構築が得意。
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