- ビットコイン(BTC):107,000ドル下抜けなら短期下落継続の可能性
- イーサリアム(ETH):1時間足中期HMAを起点に反発上昇なるか注目
- リップル(XRP):中期反発ポイント2.2250ドルを目指す展開に警戒
- ソラナ(SOL):1時間足長期HMAが機能すれば下落再開の可能性
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルで下降のダウ理論を成立させながら107,000ドルを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 105,000ドルもしくは4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近
- 損切り目安:
- 107,000ドル直上
ビットコイン(BTC)は現在、107,900ドル付近を推移している。昨日は、日足中期HMA(80HMA)と4時間足一目均衡表雲上端の間での持ち合いから、4時間足一目均衡表雲上端を明確に下抜け、107,000ドルまで急落した。その後は107,000ドルが強力なサポートとして機能し、反発の動きが見られる。
107,000ドルは、これまで何度も価格を支えてきた節目であり、今回も4時間足一目均衡表雲下端と重なることで、相場に一定の買い支えが入っていると判断できる。また、4時間足ボリンジャーバンドが収縮しつつある状況では、上限の110,000ドルと下限の107,000ドルの間でレンジ推移を継続する可能性がある。
しかし、上位時間足の主要移動平均線(中期・長期HMA)が価格の上部に位置しており、相対的に売り圧力が優勢な局面といえる。短中期的には下目線が継続していると判断し、107,000ドルを下抜けした際には、105,000ドルや4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近までの下落を想定するのが妥当である。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足中期HMAを起点に上昇に転じたローソク足
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド
- 損切り目安:
- 1時間足中期HMA直下
イーサリアム(ETH)は現在、2,710ドル付近を推移している。直近では1時間足長期HMAを起点に反発し、2,700ドルの節目を明確に上抜ける強い上昇が見られた。現状、2,730ドル付近に位置する4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドがレジスタンスとして機能しており、過去にもこの水準で複数回反落している点から、再び反発下落となる可能性には警戒したい。
今後の注目ポイントとしては、反落後に1時間足中期HMAで押し目を形成し、再度上昇に転じるかどうかである。仮に上昇が再開した場合、4時間足長期HMAが次の上値ターゲットとなる。
一方で、日足MACDがダイバージェンスの兆しを見せていることから、中長期では上昇トレンドの勢いが減退するリスクも意識する必要がある。したがって、短期ロング狙いであれば押し目を丁寧に拾い、4時間足長期HMA手前での利確が無難な戦略と言える。
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足中期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2.2250ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足中期HMA直上
リップル(XRP)は現在、2.30ドル付近を推移している。直近では、2.285ドルのサポートラインを下抜けた後、4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドまで一気に下落し、短期的に買い戻しが入った格好となっている。
ただし、上値の重さが意識されやすい地合いであり、現在は1時間足長期HMAが上部に控えていることで戻りは限定的となっている。今後、1時間足中期HMAを明確に下抜けた場合、売り圧力が再度強まり、2.2250ドル付近までの下落余地が生まれる可能性がある。
中長期の視点では、日足一目均衡表雲上端付近が意識されやすい水準であり、ここでの反発が確認されれば、4時間足長期HMAや日足短期HMAを上抜けし、再び長期的な上昇基調に転じる可能性もあるだろう。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAを起点に下落
- 4時間足一目均衡表雲下端を下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 169ドル付近
- 損切り目安:
- 4時間足一目均衡表雲下端直上
ソラナ(SOL)は現在、174.5ドル付近を推移している。4時間足一目均衡表雲下端を一時的に下抜けた後、前回安値である169ドル付近のサポートによって反発し、短期的には上昇の動きを見せている。
ただし、主要な移動平均線、特に中期・長期HMAが価格の上部に控えており、上値の重さは依然として意識されやすい局面である。今後、1時間足長期HMAがレジスタンスとして機能して下落に転じ、再び4時間足一目均衡表雲下端を下抜けた場合は、169ドル付近までの下落再開が見込まれる。
中長期的には、4時間足ボリンジャーバンドが収縮を続けており、169ドル付近を下限とした横ばい相場が継続する可能性もある。その後、日足一目均衡表雲に接近し、反発して日足中期HMAや4時間足長期HMAを上抜ける動きが見られた場合、190ドル付近までの上昇も期待できるだろう。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7