- ビットコイン(BTC):1時間足長期HMA・一目均衡表雲上端を押し目とした短期ロングが有効
- イーサリアム(ETH):2,700ドル上抜けでトレンド再開、2,850ドルが目標水準
- リップル(XRP):4時間足雲上抜けとバンド拡大で2.65ドルへの上昇も視野
- ソラナ(SOL):1時間足長期HMAを押し目に190ドルまでの続伸を想定
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAもしくは1時間足一目均衡表雲上端で反発
※110,000ドルを下抜けした場合はエントリー中止
- 1時間足長期HMAもしくは1時間足一目均衡表雲上端で反発
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 112,000ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足長期HMAもしくは1時間足一目均衡表雲上端直下
ビットコイン(BTC)は現在、111,340ドル付近を推移している。ここ数日は一貫して上昇基調が継続しており、110,000ドルを突破した後は112,000ドル付近まで値を伸ばしている。ただし、1時間足MACDにおいてダイバージェンスの兆候が現れており、短期的な上昇の勢いがやや弱まりつつある点には注意が必要である。
現時点では112,000ドルがレジスタンスとして意識されており、同水準を突破できなかった場合、価格は横ばいもしくは軽い調整局面に入る可能性がある。その際は、110,000ドル付近がサポートとして意識されやすく、特に1時間足長期HMAおよび一目均衡表雲上端が反発ポイントとして注目される。
反発が確認できれば、短期的には再度112,000ドルまでの上昇が狙えるが、110,000ドルを明確に下抜けた場合は上昇シナリオの一時撤回を視野に入れるべきである。中長期的な視点では、ここ数週間の強い上昇によって買われすぎの水準に達している可能性もあるため、一定の価格調整が入る展開も想定しておきたい。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルでレジサポ転換、もしくは上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2,850ドル付近
- 損切り目安:
- 2,700ドル直下
イーサリアム(ETH)は現在、2,682ドル付近を推移している。直近では日足短期HMAを上抜けし、テクニカル的には中長期的な上昇トレンドへの再突入が示唆されている。一方で、2,700ドル付近は4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドに到達する水準であり、現状はここで一時的な上昇の勢いが抑えられている。
さらなる上昇のためには、ボリンジャーバンドの拡大(エクスパンション)を伴う強い上昇圧が必要であり、2,700ドルの明確な上抜けが条件となる。特に、1時間足においてレジサポ転換や上昇のダウ理論が成立することが、次の上昇トレンド発生の鍵を握るだろう。
その場合、短中期的には2,850ドル付近までの上昇が視野に入るが、2,700ドルを上抜けできずに反落した場合は短期トレンド継続は一旦否定される可能性が高く、エントリーは見送るのが賢明である。全体としては、押し目形成後の再上昇に期待がかかる相場状況である。
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足一目均衡表雲を上抜け
- 4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを確認
- 1時間足レベルでレジサポ転換、もしくは上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2.65ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点の直近安値
リップル(XRP)は現在、2.459ドル付近で推移している。直近では、日足短期HMAおよび4時間足長期HMAを上抜けする動きが見られ、全体として上昇基調へと傾いている状況だ。ただし、価格は現在4時間足一目均衡表雲の中に位置しており、やや方向感に欠ける場面となっている。
注目すべきは、4時間足ボリンジャーバンドが収縮傾向にある点であり、今後のトレンド形成にはある程度強い値動きが求められる。4時間足一目均衡表雲の上抜け、かつボリンジャーバンドのエクスパンションが確認されれば、上昇トレンド発生の可能性が高まるだろう。その際、1時間足レベルでレジサポ転換や上昇のダウ理論が成立することが重要な条件である。
これらの条件を満たした場合は、短中期的には2.65ドル付近までの上昇が見込める。さらに、長期的にも日足中期HMAを起点とした切り上げ構造が続いており、日足長期HMAを上抜けするシナリオも視野に入る展開となる。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAを起点に上昇の値動きに転換したポイント
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 190ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足長期HMA直下
ソラナ(SOL)は現在、184.72ドル付近で推移している。昨日、4時間足長期HMAを上抜けした後は一段と上昇が加速し、現在は4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドを突き抜ける形で強い上昇トレンドを描いている。
この上昇が一旦落ち着くと仮定した場合、185ドル付近で反発し調整に入る展開が考えられる。調整局面では、1時間足長期HMAが下値の目安として意識されやすく、同HMAを起点とする再上昇が確認できれば、新たなロングエントリーのチャンスとなる。
仮にこの動きが実現した場合、中期的には190ドル付近までの上昇が視野に入り、長期的には200ドルといった節目に向けて上昇圧が継続する可能性も想定される。調整後の値動き次第で、さらなる上昇局面に転じるかが注目されるタイミングである。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7