- ビットコイン(BTC):押し目形成後、110,000ドルを目指す上昇が見込まれる。106,000ドル突破後の調整を狙う。
- イーサリアム(ETH):2,600ドルが抵抗帯。反転後の調整に注目。
- リップル(XRP):1時間足雲上抜け後、2.5ドルに再挑戦。
- ソラナ(SOL):180ドル再挑戦の動き。190ドルを視野に。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMAを起点に1時間足レベルで上昇トレンドを確認
- 106,000ドルを上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 110,000ドル付近
※4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドに価格が到達した場合は早期利確を検討
- 110,000ドル付近
- 損切り目安:
- 106,000ドルを下抜け確定
ビットコイン(BTC)は5月8日の急騰以降、105,000ドル付近をレジスタンスとした持ち合いが続いている。現在、1時間足では一目均衡表雲上端が支持帯として機能しており、短期的な下値は堅い構造となっている。
今後、上昇再開のシナリオとしては、価格が日足短期HMAを起点とする形で押し目を形成し、1時間足での上昇トレンドを明確に示しながら106,000ドルを実体で上抜ける展開が理想だ。この水準を超えた場合、買いの勢いが加速し、110,000ドル付近までの上昇が視野に入る。ただし、4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド到達時には短期的な利確売りによる反落にも注意したい。
損切りは106,000ドルを再び下抜けた場合を目安とし、リスクを限定する。中期的には高値更新を目指す展開が期待される場面である。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 下降のダウ理論が成立しつつ日足短期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足長期HMA付近
- 損切り目安:
- エントリー時点の直近高値
イーサリアム(ETH)は11日に2,600ドルまで急騰したものの、上値を抑えられ反落している。日足チャートではボリンジャーバンドアッパーバンドを大きく突き抜けており、買われすぎの状態にある。加えて、1時間足MACDでは上昇勢いの減少が顕著となっており、4時間足MACDではすでにデッドクロスが確認されるなど、短期的には反落圧力が優勢な状況だ。
そのため、直近では1時間足一目均衡表雲上端や1時間足長期HMAで一時的な反発が見られる可能性があるが、2,600ドルを突破するほどの上昇余力は乏しいと判断する。
短期的な戦略としては、日足短期HMAを明確に下抜けたタイミングで、下降トレンドが継続すると仮定し、4時間足長期HMA付近までの下落を狙ったショートエントリーが有効と考えられる。ただし、中長期では依然として強気トレンドが意識されているため、エントリー後に反転した場合は直近高値のブレイクを損切りラインとし、リスク管理を徹底したい。
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足一目均衡表雲上端を価格が上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2.5ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足一目均衡表雲に価格が入る、もしくはエントリーライン直下(リスクリワード1:2以内)
リップル(XRP)は5月11日以降、短期的な調整を挟みつつも、現在は1時間足長期HMAに支えられた状態を維持している。今後、1時間足一目均衡表雲の上抜けが明確に確認できれば、上昇の勢いが再び強まり、2.5ドル付近までの短期的なロングポジションが有効となる展開が想定される。
中長期的には、2.5ドルに日足ボリンジャーバンドアッパーバンドが位置していることから、この水準が強いレジスタンスとして機能し、上値が抑えられるようであれば、4時間足一目均衡表雲付近を下限とするレンジ相場へ移行する可能性が高い。
ただし、日足中期HMAを下回らない限り、中長期的な強気目線は維持される。仮に2.5ドルを超えて日足ボリンジャーバンドを押し広げるような強い値動きが確認されれば、日足長期HMA付近までの上昇も視野に入ってくるだろう。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足一目均衡表雲上抜けが確定
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 180ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足一目均衡表雲に価格が入る
ソラナ(SOL)は11日に180ドル付近で反発を受けたものの、直後の下落では1時間足長期HMAがサポートとして機能し、価格は再び持ち直している。現在は1時間足一目均衡表雲を上抜けた状態にあり、短期的には180ドルのレジスタンスに再挑戦する展開が見込まれる。
短期的にはロング優勢であるものの、中期的には注意が必要だ。180ドル付近での反発、もしくはそこに届かず反転した場合、4時間足MACDが示すダイバージェンスが意識されやすく、上昇の勢いが鈍化していると捉えることができる。そのため、4時間足一目均衡表雲上端付近まで押し目形成の値動きに移行する可能性が高まっている。
この押し目の動きがしっかりとしたサポートを形成し、再び上昇に転じた場合、日足ボリンジャーバンドアッパーバンドの内側にさらなる上昇余地が生まれる。とりわけ、前回下落の起点でもあり、価格の節目として意識される190ドル付近までの上昇が視野に入る局面となるだろう。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7