- ビットコイン(BTC):FOMC控える中、急騰後の押し目形成に注目
- イーサリアム(ETH):短期的には1,850ドルを目指す反発局面
- リップル(XRP):主要HMA突破で中期上昇トレンド入りに期待
- ソラナ(SOL):雲上抜けで再上昇の流れ、HMAが次の壁
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMA付近もしくは4時間足長期HMA付近で押し目形成後上昇上昇を確認
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 前回高値(97,900ドル)付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
ビットコイン(BTC)は、FOMC後の利上げ期待を背景とした強い買い圧を受け、97,700ドル付近まで急騰。その後、短期的な反動によりやや下落しており、現在は押し目形成の動きを見せている。
日足では短期HMAを上回り、チャート構成は引き続き上昇基調を維持。4時間足でもボリンジャーバンドアッパーバンドに接触後、反落したが、長期HMAと一目均衡表雲上端がサポートとして機能しており、再上昇の兆しも見られる。
本日のエントリーポイントは、日足短期HMAもしくは4時間足長期HMA付近での押し目形成後の反発を確認してからのロングが望ましい。前回高値である97,900ドル付近までの上昇が利確目安となるが、FOMCの発表が今夜予定されており、ボラティリティの急拡大も予想されるため、発表前の決済を強く推奨したい。
仮に97,900ドルを明確に上抜けた場合は、買いの勢いがさらに加速し、100,000ドルの大台を視野に入れる展開も考えられる。とはいえ、FOMC通過後の方向性次第では大きく流れが変化する可能性があるため、短期トレードに徹したい局面である。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMA、4時間足一目均衡表雲上端付近で反発を確認
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 1,850ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
イーサリアム(ETH)は、ビットコインの急騰に追随する形で早朝に大きく上昇したが、1,850ドル手前で日足短期HMAに上値を抑えられ反落。その後、1時間足長期HMAおよび4時間足一目均衡表雲上端が重なるエリアまで下落し、現在はこの価格帯での反発局面にある。
短期的な押し目買いポイントとして、現状価格帯はテクニカル的に好条件がそろっており、ここで明確な反発が確認できればロングを狙える位置と判断できる。利確目安は再び1,850ドル付近。反対に、現価格帯を明確に割り込んだ場合は損切りを徹底し、無理なポジション保有は避けるべきだろう。
中長期の視点では、日足短期HMAを明確に上抜けたうえで4時間足ボリンジャーバンドが拡張を始めるようであれば、さらに強い上昇圧力が発生する可能性もある。その場合、日足長期HMAのある水準までの続伸シナリオも視野に入ってくる。
ただし、今夜に控えるFOMC発表によって相場が大きく乱高下するリスクもあるため、今回のトレードに関してはテクニカル重視の短期決済を基本戦略としたい。
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMA、4時間足長期HMAを上抜け
- 1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2.3ドル付近
- 損切り目安:
- 日足短期HMA、もしくは4時間足長期HMAを下抜け
リップル(XRP)は、1時間足で長期HMAを上抜けた後、その水準がサポートとして機能する兆しを見せている。現時点では、1時間足ベースでダウ理論上の上昇トレンドが成立しつつあり、次なる焦点は日足短期HMAと4時間足長期HMAのブレイクにある。
中期的には、この2本の主要な移動平均線を明確に上抜けした時点で、さらなる上昇に向けたモメンタムが強まると見られる。その場合、目標は2.3ドル付近が妥当なターゲットとなるだろう。ただし、現在の価格帯は日足一目均衡表雲の内部に位置しており、方向感が不安定になりやすい環境であることから、上抜けを確認する前のエントリーは避け、リスクを限定した立ち回りが求められる。
損切りラインとしては、日足短期HMAおよび4時間足長期HMAを明確に下抜けた場合を想定し、それまでの反発局面が否定されたと判断する必要がある。
XRPは全体として慎重なトレードが求められるが、テクニカルな節目を抜けたタイミングでのエントリーにはチャンスがあると考えられる。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足一目均衡表雲を上抜け
- 1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド、もしくは4時間足長期HMA付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
ソラナ(SOL)は、米国の利上げ観測を背景に一時的な急騰を見せたものの、4時間足の一目均衡表雲上端に阻まれ反落。現在は、1時間足長期HMAおよび日足長期HMAが重なる価格帯で横ばい推移しており、短期的には方向感に欠ける展開となっている。
しかし、現価格帯は中長期のサポートが重なりやすいゾーンであるため、反発が確認された場合は再び上値を目指す動きが期待される。エントリーポイントとしては、4時間足一目均衡表雲を明確に上抜け、かつ1時間足で上昇のダウ理論が成立している状況が条件となる。
利確目標は、4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド、もしくは4時間足長期HMAが位置する価格帯。いずれも強い上値抵抗となりやすく、反落に備えた利確戦略が必要である。一方、FOMC後の相場の急変動リスクも大きいため、損切りはエントリー時点の直近安値を割り込んだ場合に設定し、過度なポジションの引き延ばしは避けたい。
中期的には買い優勢のチャート構成へと転じる可能性があるが、FOMC通過後のファンダメンタルズ次第で地合いが一変する懸念もあり、直近は慎重なエントリー判断が求められる。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7