- ビットコイン(BTC):日足アッパーバンド到達、調整後の押し目形成に注目
- イーサリアム(ETH):短期的には押し目狙い、理想は1時間足長期HMA付近
- リップル(XRP):2.25ドルはレジスタンス、押し目形成後の再挑戦に注目
- ソラナ(SOL):4時間足で過熱感、1時間足HMA付近での押し目狙いが有効
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMAもしくは1時間足長期HMA付近で押し目形成
- 1時間足中期HMAを価格が上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 94,000ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足中期HMA直下
ビットコイン(BTC)は「パウエル議長解任否定発言」を受けドル高となった値動きに呼応する形で急騰を見せた。しかし、現在価格は日足ボリンジャーバンドアッパーバンドに到達しており、やや買われすぎの状況であるため、短期的な調整が入りやすい局面といえる。
調整は日足短期HMAもしくは1時間足長期HMA付近が想定され、押し目を形成するようであれば、再び95,000ドル付近の日足長期HMA突破を試す展開が考えられる。
なお、現時点ではファンダメンタルズ要因による強気の地合いが支配しており、浅い押し目での上昇再開も十分に想定される。ただし、日足長期HMAを上抜けていないため、確実なテクニカル反発を確認した上でエントリーすることが望ましい。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMA付近で押し目形成
- 1時間足中期HMAを価格が上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 1,820ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足中期HMA直下
イーサリアム(ETH)は、これまで上値を抑えていた1,680ドルのレジスタンスラインを明確に突破し、現在は強い上昇基調にある。しかし、現在価格はすでに4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドを明確に上抜けており、やや買われすぎの局面に入っている。このため、ここからは一旦調整に入る可能性が高い。
調整は浅い押し目となる可能性もあるが、過熱感が解消されないまま高値圏での飛び乗りはリスクが高い。理想の調整としては、1時間足長期HMA付近までの下落を経て、押し目を形成するパターンが望ましい。
押し目形成時、価格がバンド圏内に戻ることで過熱感が和らげば、上昇余地は再び広がることが考えられる。短期的なターゲットは1,820ドル付近となり、相場の勢いが継続する場合には1,960ドル付近までの展開も視野に入れることができる。
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMA付近で押し目形成
- 1時間足中期HMAを価格が上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2.25ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足中期HMA直下
リップル(XRP)は、2.25ドル付近まで上昇した後、現在は一時的な反落局面にある。直近では4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドを明確に上抜けており、テクニカル的には「買われすぎ」の状態といえる。さらに、2.25ドル付近には前回高値と日足一目均衡表雲下端が重なっており、強いレジスタンス帯として意識されやすいポイントである。
このため、短期的には調整局面に入る可能性があり、理想的な押し目の候補としては、1時間足長期HMA付近までの下落が想定される。特に、1時間足中期HMAでの下支えや反発が確認できるようであれば、過熱感が収まった後の上昇再開に向けた好機となり得る。
目先のターゲットは再び2.25ドル付近となるが、この水準を明確に上抜けるためには、買いの勢いが再度強まる必要がある。特に、調整後に出来高が増加し、明確な上昇の兆しが確認できれば、再度のレジスタンス突破にも現実味が帯びてくるだろう。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMA付近で押し目形成
- 1時間足中期HMAを価格が上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 153ドル付近
- 損切り目安:
- 時間足中期HMA直下
ソラナ(SOL)は、ビットコインの急騰に連動する形で大きく上昇し、日足で意識されていた高値ライン147.5ドルを明確に突破した。これにより、短期的には153ドル付近までのさらなる上昇が視野に入りつつある。
しかし現在は、価格が4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近まで達しており、同時に日足一目均衡表雲に突入している状態にある。これらの状況を踏まえると、現段階でのエントリーはリスクが高く、慎重な姿勢が求められる。理想としては、1時間足中期HMA付近まで調整が入り、価格が下支えされる形で押し目を形成するパターンでのエントリーが望ましい。
また、中長期的には日足長期HMAを価格が突破できるかが注目ポイントとなる。現在は4時間足長期HMAから価格が大きく乖離しており、一旦調整が入った後に日足長期HMAへの再挑戦が成功すれば、長期的な上昇トレンドへの転換も視野に入る展開となるだろう。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7