- ビットコイン(BTC):日足短期HMA付近で押し目を形成すれば上昇継続も
- イーサリアム(ETH):1,565.90ドルを下抜けすれば短期的に下落優勢
- リップル(XRP):短期的な上昇継続には15分足のダウ理論成立が条件
- ソラナ(SOL):押し目形成に期待も、雲の中はエントリー非推奨
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMAもしくは1時間足長期HMA付近で押し目形成後上昇
- 88,800ドル付近のレジスタンスラインを上抜け
- 短期足でレジサポ転換もしくは上昇のダウ理論成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 92,875.5ドル付近
- 損切り目安:
- 88,800ドル直下もしくは直近安値
ビットコイン(BTC)は日足一目均衡表雲を上抜けし、88,800ドル付近のレジスタンスラインに挑戦しようとしている。現状、4時間足ボリンジャーバンドはエクスパンション状態であることから、中期的な上昇トレンドの形成が意識されやすい局面といえる。
しかし、1時間足MACDにはダイバージェンスが見られており、買われすぎの警戒感も出ている。実際、価格はボリンジャーバンドアッパーバンドを大きく上抜けており、一時的な調整を挟む可能性が高い。そのため、エントリーポイントとしては、1時間足長期HMAもしくは日足短期HMA付近での押し目形成を待つ展開が理想である。
上記チャート配置となり、88,800ドルのレジスタンスラインを上抜けた後にレジサポ転換が確認できれば、92,875.5ドル付近までの上昇を狙うことが可能となる。
ただし、日足ボリンジャーバンドアッパーバンドが92,875.5ドル付近に位置しており、この水準では一旦の利確を検討したい局面となる。中長期目線では、92,875.5ドルを明確に上抜けた場合、日足長期HMAが次のターゲット水準となるため、さらなる上昇も視野に入る展開だ。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1,565.90ドルを下抜け確定
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近(1,542.73ドル付近)
- 損切り目安:
- 1,565.90ドルを上抜け確定
イーサリアム(ETH)は日足短期HMAおよび1時間足一目均衡表雲を下抜けし、短期的には下落基調を示すチャート構造となっている。加えて、直近では1時間足で長い下髭を伴うローソク足を形成しているものの、全体としては戻り売りが意識されやすい形である。
現在の価格帯は4時間足の一目均衡表雲の中で推移しており、方向感が掴みにくい不安定な地合いが続いている。ただし、1,565.90ドルのサポートラインを明確に下抜けた場合には、短期的なショートエントリーポイントが生まれると考えられる。
なお、下落勢いが強い場合、4時間足長期HMAや日足中期HMA付近までの下落も視野に入るが、現状では4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近(1,542.73ドル付近)での反発を想定した利確目標が妥当だ。
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMA、1時間足中期HMAを上抜け
- 15分足で上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近(2.1682ドル付近)
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
リップル(XRP)は現在、4時間足一目均衡表雲の中で推移しており、方向感が定まりにくい状態が続いているものの、1時間足一目均衡表雲下端付近で価格が支えられており、上位足のチャート配置的にも上昇傾向であることから、テクニカル的には短期的な上昇に転じる可能性が高いと予測する。
現状日足短期HMAおよび1時間足中期付近で上昇を止められているが、今後日足短期HMAおよび1時間足中期HMAを明確に上抜けし、15分足において上昇のダウ理論が成立することで、ロングエントリーの判断材料が揃う形となる。
ロングでエントリーした場合、ターゲットは4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近の2.1682ドルが目安となる。この水準は上位足で意識されやすいレジスタンスでもあり、短期的な利確目標として妥当である。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足長期HMA付近で上昇に転じる
- 1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足長期HMAもしくは147.41ドル
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値、もしくは4時間足長期HMA直下
ソラナ(SOL)は日足チャートで一目均衡表雲の下端に接触しており、現状は一時的な上昇の勢いが鈍化している。しかし、日足MACDは引き続き上昇を示しており、中・長期的には147.41ドル付近までの上昇と、日足長期HMAの上抜けの可能性を残している。
今後の戦略としては、現在4時間足でMACDのモメンタムが弱まりつつあることから、短期的な調整によって4時間足長期HMA付近まで下落する展開を想定し、その水準で押し目を形成後に上昇へ転じる動きを捉える戦略が有効と考えられる。
ただし、エントリーのタイミングとしては価格が雲の中に位置する可能性が高く、テクニカル的に不安定な相場となることから、積極的なエントリーは推奨しにくい状況である。理想としては、日足一目均衡表雲を上抜けして強い上昇トレンドが示されるか、日足長期HMAを下抜けて長期的な下落が再開されるまで待機する戦略が望ましい。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7