- ビットコイン(BTC): 1時間足長期HMAを下抜け、4時間足長期HMA(81,249ドル付近)までの下落に警戒
- イーサリアム(ETH): 1時間足中期HMAを上抜けた場合、1,673ドル付近までの短期上昇に期待
- リップル(XRP): 1時間足長期HMAを下抜ければ、4時間足長期HMA付近まで下落リスク
- ソラナ(SOL): 136.61ドルで反落、1時間足長期HMA下抜ければ115ドル台への下落余地
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAおよび1時間足一目均衡表雲下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足長期HMA付近(81,249.3ドル付近)
- 損切り目安:
- 1時間足長期HMAを価格が上抜け
ビットコイン(BTC)は、1時間足において中期HMA(=4時間足短期HMA)および日足一目均衡表雲下端付近で反発したものの、上昇の勢いは限定的であり、再び上値の重さを示している。現在、価格は1時間足長期HMAおよび一目均衡表雲を下抜けし、短期的な下落トレンドへの転換が示唆される状況にある。
特に注目したいのは、1時間足長期HMAの明確な下抜けと、それに続くMACDの弱含み傾向である。これにより、短期的には4時間足長期HMAが位置する81,249ドル付近までの下落余地があると見られる。ただし、この水準付近には4時間足一目均衡表の雲が控えており、強力なサポート帯となり得るため、下落は限定される可能性がある点には留意が必要だ。
なお、中長期的には日足のボリンジャーバンドが縮小し始めており、今後は狭いレンジ内での推移となる可能性も考えられる。今後の動きとしては、日足一目均衡表の雲上抜けが達成されれば再び上昇傾向が強まる一方で、4時間足一目均衡表の雲を下抜けるようであれば、さらなる下落に警戒したい局面である。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足中期HMA上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 1,673.19ドル付近(4時間足一目均衡表雲上端)
- 損切り目安:
- 1時間足中期HMA下抜けが確定
イーサリアム(ETH)は、現在1時間足中期HMA(=4時間足短期HMA)のすぐ下に位置しており、まだ明確に上抜けしていない状況である。価格は日足中期HMAと1時間足中期HMAの間に挟まれており、短期的には方向感に欠ける展開となっている。
ただし、4時間足MACDがプラス圏に推移していることや、日足中期HMAがサポートとして機能していることから、上昇に転じる可能性が高まっている。1時間足中期HMAを明確に上抜けた場合には、1,673ドル付近に位置する4時間足一目均衡表雲上端が次のレジスタンスとなり、同水準までの短期的な上昇が期待される。
一方で、4時間足一目均衡表の雲内での推移が続いているため、値動きは不安定になりやすく、急変には注意が必要である。また、日足では依然として下落トレンドが継続中であり、1,673ドル付近を上限とした中でのレンジ相場を想定しておく必要がある。短期的な上昇シナリオを描きつつも、方向転換には慎重な見極めが求められる局面である。
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中期)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足長期HMA付近
- 損切り目安:
- エントリー時点の直近高値
リップル(XRP)は現在、1時間足で上昇トレンドが一服し、下落方向への転換の兆しが見え始めている。特に注目されるのは、1時間足MACDにおけるダイバージェンスであり、これにより価格の上昇余地は限定的と見られる。現状では2.2501ドル付近が短期的な上値の目安となっており、ここを超える勢いは現時点では見られない。
トレード戦略としては、1時間足長期HMAを明確に下抜けたタイミングでのショートエントリーが有効と考えられる。下落目標は4時間足長期HMAが控える水準であり、同水準は過去にも意識された価格帯となっている。加えて、価格下には4時間足一目均衡表の雲が存在しており、反発の可能性もあるため、この水準を利確目安とするのが妥当だ。
中長期的には、4時間足では上昇の勢いが見られるものの、長期トレンドでは下落基調が依然として継続している。4時間足ボリンジャーバンドが徐々に縮小傾向にあることから、今後は4時間足一目均衡表雲と日足一目均衡表雲の間でのレンジ推移が想定される。バンドのスクイーズが進行すれば、いずれ雲を抜けてトレンドが決まる可能性もあるため、今後の方向感に注視したい。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中期)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMA下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足長期HMA付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
ソラナ(SOL)は、直近で1時間足中期HMAを上抜けしたものの、136.61ドルのレジスタンスラインで反落しており、日足一目均衡表雲の影響で上昇が抑えられた形となっている。1時間足チャートでは直近の上昇が勢いを欠く中で、長期HMAのサポートが試される展開となっている。
4時間足MACDにおいても、前回高値(4月13日)と比較してモメンタムの上昇率が鈍化しており、買い圧力の減退が見られる。このことから、136.61ドルが短期的な天井となる可能性が高い。今後、1時間足長期HMAを明確に下抜けた場合は、下落の勢いが強まり、4時間足長期HMAが控える水準(=115〜118ドル付近)までの調整が視野に入る。
中長期的には、日足ボリンジャーバンドが徐々に縮小していることから、ボラティリティの低下傾向が続いており、日足・4時間足一目均衡表雲の間でのレンジ推移となる可能性が高い。今後、どちらかの雲を明確に抜ける動きがあれば、中長期のトレンドが新たに発生するタイミングとなるため、ブレイク方向には注目したい局面である。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7