オンチェーンデータ分析プラットフォーム「Glassnode(グラスノード)」の共同創業者であるNegentropic氏は8日、ビットコイン(BTC)が94,700ドルを明確に上抜けた場合、史上最高値を再び試す可能性があるとの見解を示した。
ビットコインの先導がアルトコイン上昇の前提条件
Negentropic氏は現在の暗号資産市場について、相対的にはビットコイン
BTCよりもイーサリアム
ETHの値動きが強いと分析。一方で、市場全体に資金が循環し、アルトコイン全般が上昇基調に入るためには、依然としてビットコインが上昇の起点となる必要があると指摘した。
ビットコイン価格は執筆現在、91,200ドル前後で推移している。これまで94,000ドル水準の突破を試みる動きは複数回確認されてきたが、いずれも強い売り圧力に阻まれて反発している。仮にこの水準の上抜けに成功した場合、今度は下値を支えるサポートとして機能する可能性がある。

Negentropic氏は投稿の中で、今週金曜日に予定されている米国における関税措置の合法性を巡る判決が、市場のボラティリティを高める要因になり得ると警告。その一方、ISM非製造業景況指数が堅調だったことを背景に、今年第1四半期にかけては中期的に力強い上昇局面に入るとの予測を示している。
外部環境の改善、重要ライン突破を後押しになるか?
重要ラインで価格が抑えられているビットコインだが、現状をポジティブに捉える投資家は少なくない。著名投資家のテッド・ピロウズ氏は、ビットコインが92,000ドル付近を維持している点を評価。足元の価格水準は投資家にとって好材料になり得ると述べている。
また、6日にMSCIがビットコイン保有企業の株式指数除外を見送り、インデックスファンドによる巨額の強制売り懸念が後退したことを背景に、94,000ドルから95,000ドルゾーンを奪還する可能性が投稿内で示されている。
ビットコインは重要な節目を前に、まさに強気と警戒が交錯する局面にある。94,000ドル台の攻防は今後の市場全体の流れを左右する分岐点となるはずだ。これからのビットコイン動向に注目していきたい。
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