ビットマイン会長「金・銀高騰が暗号資産の本質的価値隠す」

ヤマダケイスケ
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Highlights
  • ビットマイン会長、金・銀の高騰がBTCやETH等の本質的価値向上を覆い隠していると指摘
  • ダボス会議での議論を挙げ、暗号資産関連技術が制度金融に入り込みつつあることを強調
  • ファンダメンタルズが継続的に強化されれば、価格は後から追随してくるとの見解を示す

米イーサリアム投資企業ビットマインの会長であるトム・リー氏が27日、金・銀の高騰がビットコインBTCBTCおよびイーサリアム(ETH)をはじめとした暗号資産の本質的な価値向上を覆い隠しているとの見解を示した。

基礎的価値を重視、価格は後から追随すると強調

金や銀が高騰している背景には、世界的なインフレ圧力の長期化や地政学的リスクへの警戒感があるとみられる。実物資産である貴金属は、通貨価値の不安定化や国際情勢の不確実性が高まる局面で「価値の逃避先」として選ばれやすい。こうした資金流入が価格上昇を後押ししている要因のひとつと考えられる。

一方、リー氏は金と銀の高騰の背景で、暗号資産市場で起きている重要な変化が見えにくくなっていることを強調している。同氏によると現在の暗号資産、特にビットコインとイーサリアムは、価格動向とは別に基礎的な価値が着実に強化されているという。

また、リー氏は2026年のダボス会議における議論に触れ、金融機関がイーサリアムやスマート・ブロックチェーン上でのシステム構築を本格化させる姿勢が明確になったと強調した。世界の金融関係者が集まる場でこうした議論が前面に出たことは、暗号資産関連技術が制度金融の中に入り込みつつある可能性を示している。

さらにリー氏は、ファンダメンタルズが継続的に強化されている局面では、価格が後からそれを追随するのは時間の問題だとの見方を示している。この見方は短期的な価格変動や市場の関心よりも、基礎的価値の積み上がりといった要素が最終的な価格形成に影響を与えるという考え方に基づくものだろう。

金や銀がインフレや地政学的リスクへの備えとして再評価される中で、暗号資産は金融システムの基盤技術としての役割を静かに広げつつある。リー氏の指摘は目先の価格動向だけでなく、その背後で進行する構造的な変化に目を向ける重要性を示している。

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仮想通貨やBCGをメインに執筆活動を行うWebライター。2021年、ビットコインの大幅な値上がりに興味を持ち、仮想通貨の世界に参入。Binance、Bybitをメインに現物取引やステーキングサービスを活用し、資産運用を進めている。
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