「The Loonies」がAptos上のNFT取引を牽引
次世代のレイヤー1ブロックチェーン「Aptos(アプトス)」は4日、過去30日間のNFT取引量が50万ドルを突破したことがオンチェーンデータアナリストAzin氏の投稿で明らかになった。
オンチェーンデータ分析プラットフォーム「Flipside Crypto(フリップサイドクリプト)」によると、アプトスチェーン上では現在1万点以上のユニークなNFTが展開されており、売却ユーザー(約2,600人)よりも購入ユーザー(約3,500人)が多い状況となっている。このことからも、アプトスのNFT市場が活性化していることがわかる。
NFT取引量を牽引しているのは、NFTマーケットプレイス「Wapal(ワパル)」の公式NFTコレクション「The Loonies(ザ・ルーニーズ)」だ。このコレクションは、PFP(プロフィール写真)としての利用価値の高さに加え、NFTをステーキングすることでポイントを獲得できる仕組みを備えており、多くのユーザーから注目を集めている。
The Looniesはアプトス上のNFT取引量の約41%を占めており、最も人気の高いコレクションとして市場を支えている。「Amaterasu(アマテラス)」(約15%)や「Aptos Monkeys(アプトス・モンキーズ)」(約11%)など、他のコレクションもその後に続く形で取引量を伸ばしている。
今回のAzin氏の投稿に対して、アプトス公式アカウントも反応。「アプトスでクリエイティブが活躍し、芸術が花開く。2025年はまだ始まったばかりだ」とコメントしており、クリエイターやアーティストの活動を支援するプラットフォームとして、さらなる発展の可能性を示唆した。
アプトスはその高い処理能力とユーザーフレンドリーな設計によって、ブロックチェーン業界での地位を確立しつつある。その中でNFT市場の成長は、アプトスの新たな可能性を証明する重要な指標といえるだろう。2025年を迎えたアプトスが今後どんな展開を見せていくのか、これからの動向に注目したい。
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