SECから名指しされたのが原因か
レイヤー1ブロックチェーンAlgoland上で最大のDeFiプロトコル「Algofi」は11日、「様々な出来事が重なり、最高水準での構築・維持が難しくなったため」に閉鎖すると発表した。
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発表によると、貸出、借入、取引を提供する同プラットフォームは、間もなく出金専用モードに移行する。
レンディングの担保は、流動性を確実に移行するために、担保係数を、V1レンディングは12月1日、V2レンディングは1月15日までに段階的に縮小させていくとのこと。
「今日に至るまで、アルゴランドのテクノロジーと斬新なコンセンサス・アルゴリズムの強さに対する我々の信念は揺らいでいません」とAlgofiは投稿で付け加えた。
Algofiは、Algoland(ALGO)が1.85ドルで取引されていた前回の強気市場のピーク時に設立されたが、現在のALGO価格は10分の1以下の0.1ドルだ。
発表では明記されていないが、閉鎖に至った理由として、米国証券取引委員会(SEC)がAlgolandブロックチェーンを「未登録の証券」として分類した件が響いたのは間違いないだろう。この件でALGOは下落し続け、現在史上最安値付近だ。

DefiLlamaのデータによると、アルゴランドのロック総額(TVL)は現在5,900万ドル(約82億円)で、2月の2億ドル(約200億円)から大幅に減少している。

また、Algofiは、発表以来TVLが10%以上下落したにもかかわらず、依然としてAlgorandブロックチェーンの価値の半分以上を占めており、このまま閉鎖されればAlgolandブロックチェーンのシェア低下は必至だ。