豪メガバンク、ステーブルコイン「AUDN」を発行

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豪四大メガバンクの一角であるナショナルオーストラリア銀行(NAB)、豪ドル連動型ステーブルコインAUDNを発行

豪四大メガバンクの一角であるナショナルオーストラリア銀行(NAB)が、豪ドル連動型ステーブルコイン「AUDN」をローンチ予定だ。日本時間19日朝、豪経済誌「FINANCIAL REVIEW」をはじめ、メディア各社が報じた。

報道によると、新ステーブルコイン「AUDN」は、豪ドル(AUD)と1対1で裏付け(ペッグ)され、準備金はナショナルオーストラリア銀行が保有する。

AUDNの開発基盤として採用されたのはイーサリアムチェーンおよび米マサチューセッツ工科大学(MIT)発のL1チェーン「Algorand(アルゴランド)」であり、パラレルアセットとして23年中に発行開始の予定だ。

ナショナルオーストラリア銀行CINO(最高イノベーション責任者)のHoward Silby氏は、AUDNの使用用途として、炭素クレジット取引や海外送金、レポ取引を想定しているとコメントを残した。

FINANCIAL REVIEWによると、もともと豪四大メガバンクは合同でステーブルコインを共同開発する計画であったが、各銀行間の戦略や意見の相違により失敗に終わった。以降は各銀行が独自でステーブルコイン開発を進めるに至った。

22年3月にはオーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)が国内初の豪ドル連動型ステーブルコイン「A$DC」を発行開始している。ステーブルコイン開発をめぐる豪四大メガバンク間の競争に注目だ。

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参考文献

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この記事を書いた人

斎藤 俊介のアバター 斎藤 俊介 ライター・ディレクター

2021年に下位アルトコインのノード運用とNFT投資から仮想通貨の世界に入り、2022年より暗号資産(仮想通貨)ライター職に従事。2022年11月からJinaCoinに参加し、現在ライター・ディレクターを兼務。ブルーチップNFT「MAYC」のホルダーになるのが目標。

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