「MAYC」二次創作NFTのファウンダー、ラグプル容疑で逮捕

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目次

高級NFT「MAYC(Mutant Ape Yacht Club)」をモチーフにした二次創作NFT「Mutant Ape Planet」ファウンダー、ラグプル(出口詐欺)容疑で逮捕される

1月4日(現地時間)、高級NFT「MAYC(Mutant Ape Yacht Club)」の二次創作NFTファウンダーがラグプル容疑で起訴・逮捕された。米司法省連邦検事局がプレスリリースで公表し、「The Block」「COINTELEGRAPH」をはじめとした仮想通貨メディア各社が報じた。

ラグプルとは

「ラグプル」は一般的に開発者がブロックチェーン上で正規の作業を行ったあと、プロジェクトの資金を持ち逃げする詐欺をいう。出口詐欺ともいわれる。(コインデスクジャパンより引用)

高級NFTコレクション「MAYC(Mutant Ape Yacht Club)」をモチーフにした二次創作NFT「Mutant Ape Planet」は2022年1月、世界最大のNFTマーケットプレイス「OpenSea」にて販売を開始し、これまでに567ETHの売上を記録した。

1月4日(現地時間)、米連邦検事局はファウンダーのAurelien Michel容疑者に対し、「Mutant Ape Planet」売上金の290万ドルを持ち逃げした容疑で刑事訴状を公開し、同日中に米JFK国際空港で逮捕した。

なお「Mutant Ape Planet」は、モチーフとなったMAYC、およびMAYCを運営する米Web3.0企業「Yuga Labs」とは一切関係なく、本家の公認なしで開始したNFTプロジェクトと思われる。

「Mutant Ape Planet」は販売開始から最初の4週間で累計売上の95%に相当する540ETHを記録した。フロアプライス平均(週足)は販売開始初週の0.21ETHから、記事執筆時点で0.01ETHまで下落している。

初期価格を高額に設定して売り抜け、コレクション完売後はコミュニティ運営を放置する、典型的なラグプルスキームのNFTである。

Mutant Ape Planet基本情報

プロジェクト名称Mutant Ape Planet
形態NFT
リリース時期2022年1月
トークン規格ERC-721(イーサリアムチェーン)
コレクション総数6797点
フロアプライス(記事執筆時点)0.01ETH

NFTの投資判断は、運営チームのマーケティング手腕やコミュニティの熱量、ブロックチェーン基軸通貨のチャートなど各要因が複雑に絡んでくるため投資判断が難しい。ユーザーには慎重を期してもらいたい。

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参考文献

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この記事を書いた人

斎藤 俊介のアバター 斎藤 俊介 ライター・ディレクター

2021年に下位アルトコインのノード運用とNFT投資から仮想通貨の世界に入り、2022年より暗号資産(仮想通貨)ライター職に従事。2022年11月からJinaCoinに参加し、現在ライター・ディレクターを兼務。ブルーチップNFT「MAYC」のホルダーになるのが目標。

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