スクウェア・エニックス、ブロックチェーンゲーム出資・開発を強化

斎藤 俊介
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スクウェア・エニックス、2023年頭所感でブロックチェーンゲームへの積極的な出資および事業開発への注力を明言

2023年、スクウェア・エニックスはブロックチェーンゲーム事業をさらに強化する。

1月1日、ゲームシリーズ「ファイナル・ファンタジー」で有名なスクウェア・エニックス・ホールディングスの松田洋祐社長は、プレスリリースで2023年頭所感を発表した。「Decrypt」「COINTELEGRAPH」をはじめとした海外仮想通貨メディア各社もこれを報じた。

年頭所感によると、スクウェア・エニックス・ホールディングスは2023年、従来の方針であったブロックチェーンゲーム分野への積極的な投資・事業開発をさらに進展させる予定だ。以下、関連部分を抜粋する。

昨年発表したタイトルも含めた複数のブロックチェーンゲームを現在開発中であり、今年中にさらに多くのタイトルを公表すべく準備を進めています。また、投資に関してもグローバルにソーシングを実施し、国内外を問わず有望な事業体への出資を継続してゆきます。2023年は、ブロックチェーンゲームが、狂乱から混乱を経て、新しい成長のステージへと移行してゆく年となることを期待します。

年頭所感 | SQUARE ENIX HOLDINGS

また年頭所感では、ブロックチェーンゲーム市場の変化についても触れている。「マネタイズありき」の投機筋ユーザーから、新しいゲーム体験やユーザーコミュニティの在り方を重視する「面白さありき」のゲームユーザーが主導権を握りつつあるとし、この状況を「今後の業界の成長のために大変好ましい」とした。

スクウェア・エニックス・ホールディングスは22年11月、新NFTコレクション「SYMBIOGENESIS(シンビオジェネシス)」の23年春ローンチをプレスリリースで発表したばかりである。

日本は、世界に誇るゲームコンテンツを数多く持ちながら、これまでブロックチェーンゲーム分野において世界に遅れをとってきた。日本発ブロックチェーンゲームが世界を席巻する未来に、強く期待したい。

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参考文献

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2021年に下位アルトコインのノード運用とNFT投資から仮想通貨の世界に入り、2022年より暗号資産(仮想通貨)ライター職に従事。2022年11月からJinaCoinに参加し、現在ライター・ディレクターを兼務。ブルーチップNFT「MAYC」のホルダーになるのが目標。
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