仮想通貨会社Genesis「差し迫った破産申請の計画はない」と声明発表

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目次

仮想通貨金融サービス企業Genesisが「差し迫った破産申請の計画はない」と声明発表

仮想通貨のトレード、デリバティブ取引、レンディングといった金融サービスを提供しているGenesis(ジェネシス)は11月21日、米IT・テクノロジー系メディア「TechCrunch」に対し「差し迫って破産申請を行う予定はない」と声明発表した。

ここ数日、「Genesisが融資部門の資金繰りに問題を抱え、破産する可能性がある」とBloomburgをはじめとしたメディア各社が報道し、ツイッター上でもこの話題が賑わいを見せていた。

Genesisの広報担当者は以下のコメントを残している。

Our goal is to resolve the current situation consensually without the need for any bankruptcy filing. Genesis continues to have constructive conversations with creditors.

https://techcrunch.com/2022/11/21/crypto-firm-genesis-says-it-has-no-plans-to-file-bankruptcy-imminently/

私たちの目標は、破産申請を行うことなく合意の上で現状を解決することです。Genesisは債権者と建設的な対話を継続中です。

GenesisはFTXが破産申請を行った11月11日、「Genesisのデリバティブ部門はFTX取引口座にロックされた資金を1億7,500 万ドル保有しているものの、企業活動に影響は及ばない」とアナウンスしていた。

しかし11月16日、「FTX は前例のない市場の混乱を引き起こし、現在の流動性を超える異常な出金要求が発生した」と公式ツイッターでアナウンスし、仮想通貨レンディング部門における償還と新規融資の一時的な停止を決定した。なお、停止措置は今も解除されていない。

情報筋によると、Genesisは資金調達が出来ず破産する可能性があり、資金調達の目標を10億ドルから5億ドルに50%削減したとされている。

現在、Genesisは流動性の危機を抱えていることは確実な状況である。今後の動向に注目したい。

参考文献

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この記事を書いた人

斎藤 俊介のアバター 斎藤 俊介 ライター・ディレクター

2021年に下位アルトコインのノード運用とNFT投資から仮想通貨の世界に入り、2022年より暗号資産(仮想通貨)ライター職に従事。2022年11月からJinaCoinに参加し、現在ライター・ディレクターを兼務。ブルーチップNFT「MAYC」のホルダーになるのが目標。

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