レイヤー1ブロックチェーン「Sui
SUI」は16日、14日に発生した大規模なメインネット停止の原因を公式ブログで明らかにした。外部の攻撃やセキュリティ侵害ではなく内部的なバグであったとし、停止中もユーザー資金は安全に保護されていたと説明している。
合意形成処理のバグが原因、安全優先で停止
今回のメインネットの停止は、バリデーター間の合意形成処理に存在したバグが原因とのこと。特定の条件下で各バリデーターが異なる結論に達し、ネットワーク全体での状態確定ができなくなったという。
ネットワークは異常を検知し、意図的に停止した。これはスイの「安全優先」設計に基づく挙動であり、データの整合性が崩れた状態で記録が確定してしまうことを防ぐための措置であったとしている。停止中も、過去の取引履歴は参照可能な状態が維持されていた。
原因特定後に復旧作業が開始され、各バリデーターが問題のあるデータを削除し、修正プログラムを適用。マイステン・ラボ所属のバリデーターが先行テストを実施して安全性を確認した後、他のバリデーター群がアップグレードを実行し、約6時間後には通常稼働へ復旧している。
スイは今回の事象について、安全優先設計が意図どおりに機能したと評価する一方、復旧時間の短縮が課題であるとの認識を示した。今後の改善策として、バリデーター運用の自動化の強化、類似バグの事前検出テストの拡充、異常を早期に検出するシステムの導入を挙げている。
スイにとって、メインネットの大規模停止は2024年11月に続き2度目となる。今後は、改善策に対する実装や同様の事象が発生した際の復旧プロセスの時間短縮が焦点となるだろう。
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