メタプラネットの米社子会社化、株主が承認──ビットコイン2,100枚拠出へ

メタプラネットの米社子会社化、株主が承認──ビットコイン2,100枚拠出へ
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
水澤 誉往
3 Min Read
Highlights
  • 米スーパーリーグが19日、メタプラネットの出資に関する全議案が株主総会で可決されたと発表
  • 2,100 BTCと現金250万ドルで普通株4,485万9,400株、社名はスーパープラネットに
  • 2,100 BTCの評価額は8月の約1億3,210万ドルから約1億7,000万ドルへ、完了は第4四半期の予定

米ナスダック上場のゲーム広告会社スーパーリーグ・エンタープライズ(SLE)は19日、16日に開いた年次株主総会で、メタプラネット(3350)による出資に関する議案がすべて可決されたと発表した。

取引が完了すると、メタプラネットの米国子会社がビットコインBTCBTC2,100 BTCと現金250万ドル(約4億円)を拠出し、スーパーリーグは社名をスーパープラネット(ティッカーはSUPA)に変える。

メタプラネット、2,100 BTCと引き換えに普通株と新株予約権

スーパーリーグの発表によると、メタプラネットは完了時に普通株4,485万9,400株を1株3ドル(約476円)で受け取る。株数は8月14日のビットコイン価格をもとに固定されており、完了までの価格変動では変わらない。

このほか、統治のための議決権などを伴う優先株100株と、期間10年の新株予約権を受け取る。新株予約権は4段階で、合計3億8,100万株を取得できる。

新株予約権取得できる株数行使価格
12億1,000万株3ドル
21億株10ドル
35,000万株21ドル
42,100万株33.5ドル
出典:スーパーリーグの委任状説明書(9月25日提出)をもとにJinaCoin作成

完了後24カ月間は、表示価額が1株100ドルの優先株を最大210万株、総額2億1,000万ドル(約333億円)まで追加で引き受ける権利も持つ。メタプラネットは、受け取る普通株や、新株予約権の行使などで得る株式について、一部の例外を除き5年間売却しないことに同意した。

9月25日に提出された委任状説明書によると、メタプラネットの持ち分は、8月17日時点の発行済み株式数を基準に、新株予約権の行使を含めずに約95.7%になる。

株主総会、Evo Fundへの新株予約権の発行も承認

米証券取引委員会(SEC)に提出された臨時報告書(8-K)によると、株式の発行議案は賛成105万5,621票、反対2万5,314票、棄権1万9,343票で可決された。承認された発行は最大4億3,585万9,500株で、メタプラネットとケイマン諸島のEvo Fundとの引受契約に基づく。

委任状説明書によると、このうち1,000万株はEvo Fundの新株予約権の分で、期間は2年、行使価格は3ドルと5.55ドルだ。

総会では新しい定款の採用も可決された。定款では、発行可能な株式の上限を普通株で7億5,000万株から10億株に、優先株で1,000万株から1億株に引き上げ、社名を変える。

2,100 BTCの評価額、8月から約29%増

拠出する2,100 BTCの評価額は、基準日の8月14日時点で約1億3,210万ドル(約209億円)だった。10月2日時点で約1億7,900万ドル(約284億円)、10月16日時点で約1億7,000万ドル(約270億円)と、8月から約29%増えている。

JinaCoinの国内上場企業ビットコイン保有ランキングでは、メタプラネットの保有は執筆時点で4万4,000BTCで、2,100 BTCはその約4.8%にあたる。

メタプラネットのサイモン・ゲロビッチCEOは19日、自身のXで承認を報告し、スーパープラネットを同社の米国上場のビットコイン・トレジャリー・プラットフォームと位置づけた。取引は慣例的な条件を満たすことを前提に、2026年第4四半期に完了する予定だ。

関連:メタプラネット、ナスダック上場企業を子会社化へ──2,100BTC拠出で米国資本市場にアクセス
関連:メタプラネット、米ゲーム広告会社の子会社化へ──拠出BTCの価値36%増

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=158.57円)

仮想通貨の最新情報を逃さない!GoogleニュースでJinaCoinをフォロー!

JinaCoinメルマガ開始
Share This Article
Follow:
株式会社jaybe 代表取締役。香川県三豊市出身。2010年4月、株式会社一誠社入社。2011年よりFX取引を開始。2016年3月30日、bitFlyer代表取締役社長・加納裕三氏が出演する動画で仮想通貨に興味を持ち、 1BTC価格47,180円で0.02BTCを購入したことが仮想通貨投資の始まり。2017年11月、仮想通貨投資で身に付けた知識・経験を活かし、自身初のブログ「次男坊の仮想通貨な日」を立ち上げ。2018年4月、JinaCoinの前身である「ジナキャッシュ」開設。2019年10月、収益の安定化に成功し、株式会社一誠社を退職、個人事業主として独立。2020年6月、事業拡大に伴い、株式会社jaybe(法人番号:7470001018079)を創業。 2023年、メディアの名称を「JinaCoin」に変更。月間15万PVを超える仮想通貨情報メディアに成長させる。現在は仮想通貨投資を行う傍ら、仮想通貨の普及活動やマーケットリサーチ等を行なっている。2024年6月、一般社団法人 日本クリプトコイン協会の「暗号通貨認定アドバイザー」資格を取得。仮想通貨投資活動:現物保有・デリバティブ取引・DeFi運用・エアドロップ活動。好きな銘柄:ビットコイン。著書:海外FXのはじめ方完全ガイド。WEB取材:凄腕FXトレーダーへインタビュ ー!vol.8=TitanFX。趣味:投資全般・SEO・読書
コメントはまだありません

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA