マイニング大手ライオット、318億円相当のビットコイン売却

ヤマダケイスケ
10 Min Read
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
Highlights
  • Riot Platformsが12月に1,818BTCを売却、11月分と合わせて2ヶ月で2,201BTCを現金化
  • データセンター開発での設備投資、財務基盤の強化を目的とした前向きな売却か
  • 大規模なビットコイン売却後も18,000BTC超を保有、保有企業として業界上位を維持

ビットコインマイニング企業「Riot Platforms(ライオット・プラットフォームズ)」は6日、2025年12月のビットコイン生産および運用状況を公表し、同月に1,818BTC(約263億円)BTCBTCを売却したことを明らかにした。11月に売却した383BTC(約55億円)と合わせると、同社はわずか2カ月で計2,201BTC(約318億円)を市場で換金したことになる。

保有量は18,005BTCに、競合よりも依然優位に立つ

同社の報告によると、12月のビットコイン生産量は460BTCとなり、前月比で8%増加した。1日あたりの平均生産量も14.8BTCと、11月の14.3BTCからわずかながらも改善している。

また、マイニング能力を示す稼働ハッシュレートは、38.5エクサハッシュ毎秒に達し、前月比で5%の増加となった。前月比での伸び率は大きくないものの、安定した稼働体制が維持されていることがうかがえる。

今回の報告で特に注目されるのは、ビットコイン売却量の急増だ。12月の売却量は前月比で375%増となり、この売却によって約1億6,160万ドル(約253億円)の純収益を計上した。11月の純収益が約3,700万ドル(約57億円)であったことを踏まえると、収益面でも337%増という大幅な伸びとなっている。

ライオット・プラットフォームズは現在、データセンター開発の拡大を進めており、施設建設や最新のマイニング機器導入には多額の資金が必要となる。今回の大規模なビットコイン売却は、こうした設備投資資金を確保する狙いがあったと考えられる。

さらに、月次報告から四半期報告への移行を控え、含み益のあるビットコインを売却して現金を積み増し、財務基盤を強化した状態で新体制に移行する意図があった点も考えられそうだ。

なお、同社は12月末時点で18,005BTCを保有している状況だ。これはビットコイン保有企業全体の保有量ランキングで7位に位置する規模であり、「Hut 8 Mining Corp(ハット8マイニング)」や「CleanSpark(クリーンスパーク)」といった競合ビットコインマイニング企業を依然として上回る数字となっている。

積極的な売却と高水準の保有を同時に維持するライオット・プラットフォームズの戦略は、成長投資と財務安定を両立させる姿勢を示している。今後の設備拡張とビットコインの市場動向が、同社の経営判断にどのような影響を与えるのか注目されそうだ。

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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=156.7円)

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仮想通貨やBCGをメインに執筆活動を行うWebライター。2021年、ビットコインの大幅な値上がりに興味を持ち、仮想通貨の世界に参入。Binance、Bybitをメインに現物取引やステーキングサービスを活用し、資産運用を進めている。
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