ビットコイン、10万ドル後の急落「過去サイクル通り」=著名アナリストの見解

廣野倭佳菜
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ビットコイン、価格調整するも強気相場継続の期待

ビットコインは、100,000ドル越えという歴史的快挙を達成した後、一時91,000ドル台まで急落した。しかし、専門家の見解は楽観的で、ビットコインは過去のサイクル通りの値動きをしているという。

ビットコイン、過去に象徴的価格到達時にも急落を経験

暗号資産(仮想通貨)ヘッジファンドCapriole Investmentsの創設者であるCharles Edwards氏はXで、象徴的な価格水準を超えた後に急落が発生することは通常であるという分析を投稿した。

Xに投稿された画像では、ビットコイン価格が1,000ドルと10,000ドル越えた時のチャートを用いた分析が行われている。過去に心理的節目価格に到達した後にも急落が起きていることを指摘し、今回の100,000ドル越え達成後の急落はサイクル通りという見解を示した。同氏はさらに「10万ドルの壁はなくなった。オーダーブックは数週間ぶりにバランスが取れ、レバレッジは清算された。」と語り、今後上昇トレンドを形成しやすい環境が整ったことを示唆した。

また同氏は過去のX投稿で、「10万ドルの強力なブレイクアウトから4~12週間で20万ドルのビットコインが出現しても不思議ではない。」と述べており、ビットコインに対して強気な姿勢を見せている。

レバレッジ清算の下落によってランニングフラットを形成

著名アナリストのBluntzはXでビットコイン急落の値動きについて語り、「レバレッジの清算が終了し、エリオット波動のランニングフラットを形成しているように見える」と指摘した。

投稿された画像にあるA、B、Cで表記された地点はランニングフラットの構成を表している。フラットはA-B-Cの3波で構成される。フラットの中でもランニングフラットは、C波による価格の調整が弱くなり、C波はA波の地点を超えずにトレンド方向に動くことから、買い圧力(もしくは売り)が非常に強いことを示唆する。

アナリストはビットコイン保有に楽観的

仮想通貨アナリストのマイケル・ヴァン・デ・ポッペ氏はXで、「10 万ドルを突破し、大量の清算とストップがヒットしたため下落した」と急落の原因について述べた。また同時に「96,000~97,000 ドルを下回ると、実際に急落を示すことになる」と述べた。

実際に相場が92,000ドル付近まで下落した後に更新されたTwitter投稿では、この急落は相場にはよくある下落パターンだとし、感情的にパニックになりポジションを手放してしまわないように促した。

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仮想通貨やFX、AI系について執筆活動をするWebライター。海外留学中に為替をはじめとした金融マーケット情報に興味を持ち、2023年に仮想通貨とFX業界に参入。市場動向を常に追いかけ、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析を両方取り入れた市場解析やシナリオ構築が得意。
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