ソラナウォレット大手ファントム、予測市場を導入──カルシと提携

水澤 誉往
6 Min Read
ファントム公式ブログより引用
Highlights
  • ファントムが12月12日、予測市場機能を導入すると発表。カルシと提携し、今後1週間で対象ユーザーへ提供開始。
  • イエス・ノー形式で取引し、CASHトークンなど複数対応。別アカウント不要でウォレット内で完結。
  • 全市場にライブチャット搭載でユーザー間の議論が可能。スポーツ、政治、暗号資産など数百市場を提供。

ソラナウォレット大手のPhantom(ファントム)は12日、予測市場機能「Phantom Prediction Markets」を導入したと発表した。今後1週間で対象ユーザーに順次提供を開始する。米商品先物取引委員会(CFTC)認可の予測市場取引所Kalshi(カルシ)と提携し、ファントムアプリ内で直接予測市場を取引できるようになる。

ウォレット内で予測市場が完結

ファントムの予測市場では、スポーツ、政治、暗号資産、文化など数百の市場を取引可能だ。取引はイエス・ノー形式のシンプルな予測で、CASHトークンを含む複数のトークンに対応している。別アカウントの作成や他のアプリへの資金移動は不要で、ファントムウォレット内で完結する。

リアルタイムで確率とオッズが変動し、イベントのライブデータも表示される。ユーザーはトレンド市場やライブ市場をフィルターで絞り込み、数タップで取引を実行できる。イベント終了時にはプッシュ通知で勝敗結果と払い戻し額が通知され、早期売却に対応するイベントもある。

すべての市場にライブチャット機能が搭載されており、リアルタイムでユーザー間の議論や情報交換が可能となっている。チャット内では他のユーザーの売買動向やセンチメント(群衆の意見)を追跡でき、予測市場をソーシャル体験として楽しめる。

ファントムは「予測市場を、会話が確率と同じ速さで動き、洞察が世界中に瞬時に広がり、取引がより大きな何かの一部であると感じられる場にする」としている。現在は順次アクセスを拡大中で、今後さらに多くのイベントと機能を追加する予定だ。

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株式会社jaybe 代表取締役。香川県三豊市出身。2010年4月、株式会社一誠社入社。2011年よりFX取引を開始。2016年3月30日、bitFlyer代表取締役社長・加納裕三氏が出演する動画で仮想通貨に興味を持ち、 1BTC価格47,180円で0.02BTCを購入したことが仮想通貨投資の始まり。2017年11月、仮想通貨投資で身に付けた知識・経験を活かし、自身初のブログ「次男坊の仮想通貨な日」を立ち上げ。2018年4月、JinaCoinの前身である「ジナキャッシュ」開設。2019年10月、収益の安定化に成功し、株式会社一誠社を退職、個人事業主として独立。2020年6月、事業拡大に伴い、株式会社jaybe(法人番号:7470001018079)を創業。 2023年、メディアの名称を「JinaCoin」に変更。月間15万PVを超える仮想通貨情報メディアに成長させる。現在は仮想通貨投資を行う傍ら、仮想通貨の普及活動やマーケットリサーチ等を行なっている。2024年6月、一般社団法人 日本クリプトコイン協会の「暗号通貨認定アドバイザー」資格を取得。仮想通貨投資活動:現物保有・デリバティブ取引・DeFi運用・エアドロップ活動。好きな銘柄:ビットコイン。著書:海外FXのはじめ方完全ガイド。WEB取材:凄腕FXトレーダーへインタビュ ー!vol.8=TitanFX。趣味:投資全般・SEO・読書
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