米メジャーリーグベースボール(MLB)、バーチャル球場とNFTの取り組みを推進
海外メディアのBlockworks(ブロックワークス)は8日、米国メジャーリーグベースボール(MLB)が、バーチャル球場とNFTの取り組みを推進したと報じた。バーチャル球場の初回イベントがMLBオールスターと同日の8日に一般公開され、MLB公式サイトからアクセスが可能となった。
ニュース:NFTは明日デビューするMLBの最新の「仮想球場」の一部です。
メジャーリーグベースボール(MLB)は、バーチャル球場体験とNFT(非代替性トークン)の組み込みを進めており、暗号資産(仮想通貨)の世界への挑戦が続いている。
今年のMLBオールスターイベントでは、「バーチャル球場」体験が導入され、ユーザーはNFTゲーミング会社Sorareからの18枚のバーチャルカードを探す借り物競争に参加可能だ。カードを見つけた先着250名には、デジタルカード(Ethereumのブロックチェーン上のNFT)が贈られる。
この新しい取り組みは、特に若者を引きつけることを目指しているとのこと。
オンラインゲームやメタバースに馴染みのある若者層をターゲットに、ファンに対する所有感とエンゲージメントを高めようとしている。
MLBは2021年にFTXとの長期的なパートナーシップを発表したが、FTXは2022年に破綻してしまった。
しかし、MLBは暗号資産(仮想通貨)に対する取り組みを続けており、新たにNFTエコシステムを構築するCandy Digitalとのパートナーシップを結んだ。このパートナーシップの一環として、ルー・ゲーリッグの有名なスピーチのNFTがリリースされ、2023シーズンにも記念チケットのNFTが発行され続けている。
MLBは暗号資産(仮想通貨)の世界に足を踏み入れ、その中でも特にNFTとバーチャル体験の活用を進めている。新たな技術への早期の適応者であることを評価される一方、暗号資産(仮想通貨)とデジタル化への取り組みは、これからのMLBの発展に重要な要因となりそうだ。
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