予想を大幅に上回る結果に、株価は一時15%以上急騰した
米大手暗号資産(仮想通貨)取引所「Coinbase(コインベース)」は15日、2023年第4四半期の決算を発表した。収益は前年同期比41%増の9.5億ドル(約1,430億円)で、2年ぶりの黒字となった。このニュースを受け株価は15%以上急騰した。
2023 年第 4 四半期および 2023 年通年のアップデートがリリースされました。
株主への手紙全文を読み、決算報告をご覧ください。

出典:ロイター
ブルームバーグによると、アナリストらの予想平均8.26億ドル(約1,240億円)で、市場の予想を200億円以上上回る結果となった。純損益は2.7億ドル(1株当たり1.04ドル)の黒字で、前年同期の5.5億ドル(同2.46ドル)の赤字から大幅に改善した。
取引手数料が同社収益の大半を占め、5.2億ドル(約781億円)に達した。個人投資家向け取引収入は4.9億ドル(約736億円)と第3四半期からほぼ倍増した。機関投資家向けは3,670万ドル(約5.5億円)と2倍以上に増加した。
コインベースはビットコイン現物ETF10銘柄のうち8銘柄でカストディアンを務めており、その手数料収入は1,970万ドル(約30億円)に達した。
2023年通年の総利益は9,500万ドル(約142億円)、調整後EBITDAは9.6億ドル(約1,442億円)となった。有利子負債を4.1億ドル(約615億円)削減し、バランスシートは強化された。さらに、2024年には「適度な人員増加を」予想しており、支出の増加に備えているとした。
2023年のコインベースのふりかえり
2023年は厳しい市況であったものの、同社は積極的に活動してきた。
オフショア取引所である「Coinbase International Exchange」と米国の規制を順守した「Coinbase Financial Markets」からデリバティブ商品を発売し、法規制を順守しながらデリバティブの分野で全身を遂げた。
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バミューダ、ブラジル、カナダ、フランス、シンガポール、スペインにおいてライセンスの取得や登録、ローンチを行い国際的に事業を拡大した。
機関投資家向けには、機関投資家向け融資商品を成長させ、最近では11あるビットコイン現物ETFのうち8つにおいてカストディアン業務を受託した。
米ドルステーブルコイン「USDC」を普及させ準備金からの利息収入を増やすために、発行元企業「サークル社」の株式を取得し、連携を強化する協定を締結した。
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イーサリアムのレイヤー2である「BASE」を立ち上げ、取引スピードの向上、コストの削減、開発者のコインベースエコシステムへの統合を進めてきた。
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