決済サービス企業の株式会社ネットスターズ(東証グロース:5590)は8日、次世代金融への取り組みとして、Web2とWeb3の世界をつなぐゲートウェイ構想「StarPay-X(スターペイエックス)」を発表した。
既存の決済インフラとWeb3金融を接続し、社会実装を推進
StarPay-Xは、ネットスターズがQRコード決済を中心に築いてきた既存の事業基盤を出発点とし、従来の決済・金融インフラとWeb3金融を接続するための基盤である。同社は、多くのWeb3サービスがシステム内部に留まり、実店舗や消費の現場と乖離していることを社会実装の課題として指摘。単なる技術的な接続にとどまらず、ステーブルコイン、ウォレット、ブロックチェーン、取引所、DeFi(分散型金融)などの主要プレイヤーと現実のサービスや商流を円滑に結びつけ、Web3金融を実際の店舗やサービスの中で社会に根づかせることを目指している。
同社はWeb3金融の社会実装に向けた最初の取り組みとして、今年1月から2月にかけて、日本で初めてステーブルコイン「USDC
USDC」を用いた店舗決済の実証実験を羽田空港第3ターミナルの一部店舗で実施した。この実証を通じて、より多くの人に使われるために必要な利便性や運用面に関する知見を得たとしている。
今後は、特定のコインやチェーン、ウォレットに依存することなく、より多くのユーザーと店舗が自然に利用できる環境を目指し、店舗決済におけるマルチチェーン・マルチウォレット・マルチコイン化の実現に向けて段階的に取り組みを進める方針だ。
現在、StarPay-X構想のもとで協議を進めている主な連携先は以下のとおり。
- Aptos(アプトス/レイヤー1ブロックチェーン)
- Bitget Wallet(ビットゲットウォレット/自己保管型ウォレット)
- Canton Foundation(カントン財団/機関投資家向けブロックチェーン基盤)
- Solana Foundation(ソラナ財団/ブロックチェーンエコシステム)
- Startale Group(スターテイルグループ/トークン化証券プラットフォーム・ステーブルコイン開発)
- WEA Japan(WEAジャパン/オンチェーン決済の設計・実装支援)
既存の決済インフラを持つ企業がWeb3領域との接続を本格化させることで、実店舗での暗号資産やステーブルコイン決済の普及が加速することが予想される。多様なブロックチェーンやウォレットとの連携が進むことで、ユーザーにとってよりシームレスな決済体験が実現していくとみられ、今後の展開に注目したい。
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