大手暗号資産(仮想通貨)投資ファームParadigm(パラダイム)の共同創業者マット・ホァン氏は7日、X(旧ツイッター)への投稿で、現在の暗号資産業界を「ネットスケープの瞬間」または「iPhoneの瞬間」に例え、歴史的な転換点にあるとの見方を示した。
ホァン氏は「誰が聞く必要があるか分からないが、今の瞬間は暗号資産にとってのネットスケープの瞬間、あるいはiPhoneの瞬間だ」と述べた。さらに「これまでの想定をはるかに超える規模で動いている。機関投資家の側面とサイファーパンクの側面、両方で発展が加速している」と強調した。
「ネットスケープの瞬間」とは、1995年のネットスケープブラウザの登場により、インターネットがニッチ技術から大衆への普及に転じた歴史的転換点を指す。また「iPhoneの瞬間」は、2007年のiPhone発売がモバイルインターネットの爆発的成長を引き起こし、人々の技術利用、決済、ソーシャル、消費の方法を根本的に変えた出来事を意味する。
ホァン氏の発言は、暗号資産業界が単なる投機市場から、実用的な技術インフラへと進化しつつある現状を反映したものと受け止められている。
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