暗号資産(仮想通貨)取引所大手OKX創業者兼CEOのスター・シュー氏は5日、ニューヨーク証券取引所(NYSE)を傘下に持つインターコンチネンタル・エクスチェンジ(ICE)からの出資受け入れと、ICEの取締役会参加をXで発表した。
世界最大級の金融インフラ企業が暗号資産取引所に参画
ICEは世界の主要デリバティブ市場・清算プラットフォームを運営する金融インフラの中核企業。同社がOKXへの出資と取締役派遣を決断したことは、デジタル資産が伝統的金融市場に不可欠な役割を担うとの認識を示すものだ。
スター氏は米国市場の位置づけについて「白紙の状態(a blank sheet of paper)」と表現し、規制当局・機関投資家と建設的に連携しながら高水準の市場インフラを構築する意向を示した。今回の提携をゴールではなく始まりと位置づけ、次のように述べている。
「この出資はゴールではなく、より深い協力関係の始まりだ。デジタルと伝統的インフラが連携し、アクセス拡大・信頼強化・イノベーション推進を実現する金融市場の次章を共に形成していく」
両社が特に注力するのがトークン化証券の開発である。発行体がNYSEのガバナンス・規制枠組みを活用しつつ、ブロックチェーン上でグローバル投資家へ直接証券を提供できるモデルの構築を目指す。OKXは現在120か国以上・1億2,000万人超のユーザーを抱え、高性能取引システムとオンチェーン技術・決済インフラを既に整備している。
ICEはこれ以前にも暗号資産分野での動きを加速させており、2025年10月には予測市場ポリマーケットへの最大20億ドル出資、2026年1月にはNYSEがトークン化証券の取引・オンチェーン決済プラットフォーム開発を発表している。今回のOKX出資はその戦略の延長線上にある。
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