複数の予測市場を統合する取引プラットフォームを運営するFireplace(ファイアプレイス)は17日、150万ドル(約2.3億円)のプレシード資金調達ラウンドを完了したと発表した。
フラクティス主導で150万ドル調達、クロスプラットフォーム統合へ
今回の資金調達ラウンドは、暗号資産特化型プレシードファンドのフラクティスが主導し、ホワイト・スター・キャピタルのほか、レギオンとエコーのシンジケートラウンドを含む複数のベンチャーキャピタルおよびエンジェル投資家が参加した。
ファイアプレイスは、複数の予測市場プラットフォームにまたがる市場データ、流動性、執行機能を単一のインターフェースに統合する取引ターミナルを提供する。リアルタイムデータ配信、機関投資家グレードの執行機能、高度なチャート分析、ウォレット・大口保有者・インサイダー追跡機能を備え、クロスベニュー集約とスマートオーダールーティング技術により、同一市場が複数のプラットフォームに存在する場合でも最適な価格と流動性での自動執行を実現する。
同社は2026年1月27日に正式ローンチし、ウェイトリスト登録3万人超、Xのフォロワー1万人超を達成している。また、大手予測市場プラットフォームのポリマーケットから公式バッジを取得した。
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共同創業者兼CEOのスメル・マルホトラ氏は「予測市場は最も強力な金融プリミティブの一つだが、ユーザー体験が追いついていない。取引は遅く、情報も乏しい。ファイアプレイスは最速かつ最も知的なターミナルを提供することでこれを解決する」と述べた。
共同創業者兼CTOのアクシャイ・ラジャゴパル氏は「予測市場には独自のブルームバーグ・ターミナルが必要だった。ファイアプレイスはこれまで存在しなかったリアルタイムインフラと執行機能を提供する」と語っている。
フラクティスの最高投資責任者(CIO)であるザビエル・ミーガン氏は「ファイアプレイスはポリマーケットのような市場に欠けていたプロフェッショナル・インターフェースを構築している。これにより、プロトレーダーや機関投資家が新しいアセットクラスに参加できるようになる」とコメントした。
調達した資金は、取引執行機能の高度化、データレイヤーの深化、クロスベニュー集約機能とスマートオーダールーティング技術の開発加速に充てられる。予測市場は過去1年間で急成長を遂げ、マクロ経済イベント、スポーツ、暗号資産関連イベント、選挙などの主要取引会場となっているが、ツールは依然として断片化され、速度も遅く、情報も不十分な状態が続いている。同社はこうした課題を解決し、機関投資家向けインフラを整備することで、予測市場の成長を加速させる狙いだ。




