報酬制度を刷新し、ユーザー行動の多様化を後押し
分散型取引所(DEX)「edgeX(エッジエックス)」は28日、プラットフォームの流動性強化を重点に据えた新たなフェーズとなる「Open Season(オープンシーズン)」の開始を公式Xで発表した。
エッジエックスはこれまで、パーペチュアル取引やスポット取引などの主力製品の開発と最適化に注力してきた。直近の4月23日には、戦略的な流動性供給を可能にするプロトコル「eStrategy(イーストラテジー)」をリリース。製品群の最適化を通じて、ユーザーに多様な収益機会を提供できる基盤を整えてきたと考えられる。
こうした動きの中、エッジエックスは次のビジョンとして「すべての人に流動性を」を掲げ、新たな成長段階へと進む方針を示した。その流動性強化フェーズの一環として今後同プラットフォームは数カ月間にわたり、以下の取り組みを実践していく予定だ。
- プラットフォーム上の注文板における流動性強化
- 取引ペアの追加による市場カバレッジの拡大
- イーストラテジーの戦略ラインナップの拡張
- 取引機能およびプラットフォーム全体の性能向上
さらに「オープンシーズン」では、ユーザー参加型のポイントプログラムにも変更が加えられている。従来は取引量や被紹介者の取引量、オープンインタレストなどがポイント付与の対象だったが、新たにメイカー取引量や清算(リクイデーション)、流動性提供などが指標として加わった。これにより、ユーザーはより多様な方法でのポイント獲得が可能になる。こうした変更は、エコシステムへの積極的なユーザー参加を促進させる可能性が考えられる。
エッジエックスは「オープンシーズン」の開始を、製品基盤の完成から次の成長段階への移行における重要な節目と位置付けている。今後は流動性重視の戦略を軸に、コミュニティと共にさらなるプラットフォームの発展を目指していく構えだ。エッジエックスの今後の取り組みやプラットフォームとしての成長に目が離せない。
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