DMMビットコイン、不正流出から2週間で顧客補償のためのビットコイン480億円分の調達完了
暗号資産(仮想通貨)取引所「DMMビットコイン」は14日、5月31日に不正流出した顧客保有のビットコインを補償するため、480億円相当のビットコインの調達が完了したことを明らかにした。
DMMビットコインは5月31日、同社が管理するウォレットから4,502.9BTC(約482億円相当)が不正に流出したと発表した。原因は今も不明で、引き続き調査が行われている。
同社は顧客が預けていたビットコインは全量補償すると公表しており、全量補償にむけ6月3日に借入により50億円、7日増資により480億円、10日劣後特約付借入により20億円の資金調達を実施済みだ。
ブロックチェーン分析プラットフォーム「Arkham Intelligence(アーカム・インテリジェンス)」によると、ハッカーは事件後4回盗んだビットコインを移動させており、最後は2日前となっている。

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