仮想通貨チャート分析
リップル(XRP):中長期の下落圧はあり、予想外の値動きに注意

リップル(XRP)は日足短期HMAに価格が支えられ上昇し、現在日足中期HMAを上抜けに挑戦している。
日足中期HMA付近は前回上昇を止められているため比較的強い抵抗帯と思われるが、このラインを突破し1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立すれば4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近(2.648ドル付近)までの短期的な上昇を期待できる。

しかし、長期的には2.9051ドルから2.8306ドルを上限、1.9545ドル付近を下限としたレンジ相場であり、日足レベルでは長期HMAの下に価格があることから下落圧がある状態だ。そのため、短期的な上昇が確定した場合でも、下落リスクを考慮した「買い」の選択が必要な相場と言える。
ビットコイン(BTC):長期的な下落押し目形成中

ビットコイン(BTC)昨日(13日)に日足短期HMAを下抜けしたが、1時間足ボリンジャーバンドロワーバンドで反発し、現在は日足短期HMA、4時間足中期HMAの間に価格がある状態だ。そのため全体としては下落気味だが短期的に方向感の無い相場となっている。

日足レベルでは下降トレンドが継続していると読み取れるが、再度下落するには戻りが少ないと思われるため、今後1時間足では4時間足長期HMAを上抜けし日足中期HMA付近まで価格が上昇すると予測する。
日足中期HMAまで価格が到達後、下落の動きを見せ、日足短期HMAを価格が下抜けした場合は前回安値ライン(76,689.92ドル)から11月6日の上昇の起点である73,656.33ドル付近までの下落の可能性が高くなるだろう。
イーサリアム(ETH):短期的下落勢い減少するも、日足レベルでは下落目線

イーサリアム(ETH)は現在日足短期HMAを上抜けしているため、短期的な下落の可能性は少なくなっていると推測できる相場となっている。
しかし、価格上部には4時間足長期HMA、日足中期HMAが控えており、4時間足長期HMAは上限抵抗帯として機能していると思われるため、短期的上昇後4時間足長期HMAで反発する可能性が十分にある。

また、4時間足長期HMAを価格が突破したとしても、日足中期HMAもしくは日足レベルの前回安値ライン(1,992.85ドル付近)で反発される可能性が残るため、中長期的には「弱気目線」が続くと推測する。
下落が再開された場合、1,757.64ドルが下限となる可能性が高いが、現状日足レベルでは下落余力があると判断できるため、1,528.52ドル付近までの下落を視野に入れた戦略を立てる必要がある。
シンボル(XYM):下落圧増、0.01231ドル付近まで下落するか?

シンボル(XYM)は昨日(13日)日足短期HMAを下抜け後、日足短期HMA、1時間足長期HMAを上限とした値動きとなっており、現在は日足短期HMA、1時間足長期HMAを起点に1時間足短期HMAを下抜けした状態だ。
この値動きにより短期的には4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドから0.01231ドル付近まで下落すると予測する。

中長期的には0.01231ドル付近に日足ボリンジャーバンドロワーバンドが控えており、0.01231ドル付近は最安値ラインであることから、日足ボリンジャーバンドを突き抜けるほどの強い下落勢いが無ければ、0.01231ドルを割らないと推測する。
だが、0.01231ドルで下落が止まり反発したとしても、日足中期HMAを価格が上抜けし下位足で上昇トレンドが確定するまでは短期的にも「買い」の選択は難しいと思われる。
関連:チャート分析ツール「トレーディングビュー」の使い方
関連:リップル、1時間足レベルで上昇が続くも転換とはならず【仮想通貨チャート分析】BTC、ETH、XYM、XRP
使用インジケーター
- HMA(ハル移動平均線):短期(20)、中期(80)、長期(320)
- ボリンジャーバンド:期間50、偏差2.5
- MACD:12、26、9
- ライン
- 日足:黄色
- 4時間足:オレンジ
- 1時間足:紫