仮想通貨チャート分析
リップル(XRP):日足中期HMA上抜けが上昇の起点と予想

リップル(XRP)は4時間足長期HMA付近で上昇が止められていると思われる値動きとなっていたが、本日18時頃再度上昇を開始した。しかし、日足中期HMAが価格の上部にあるため上昇に転じたと言えず、今後も下落への警戒は必要だろう。
だが、中長期的には下値更新に失敗し、下落の勢いが減少していると推測できるため、現在価格から下落したとしても、抵抗帯として機能している1時間足長期HMAまでの下落で勢いは収まると予測する。
なお、今後上昇と判断するためには日足中期HMAを価格が上抜けし1時間足以下でレジサポ転換もしくは上昇のダウ理論成立が必要と推測する。
ビットコイン(BTC):高値更新できず、短期的下落の可能性あり

ビットコイン(BTC)は本日4時間足長期HMAを上抜けしたが、高値を更新できずに4時間足長期HMAを下抜けし、日足短期HMAも下抜けしようとしている状態だ。
現状日足レベルでは下落の準備ができているとは言えないため、短期的には1時間足長期HMA付近までの下落で止まると推測する。
だが、1時間足長期HMAを下抜けし、1時間足レベルで下降のダウ理論が成立した場合は78,000ドルから76,300ドル(4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド)付近までの下落を警戒する必要があるだろう。
イーサリアム(ETH):売り圧上昇、前回安値までの下落を警戒

イーサリアム(ETH)は1,849.01ドル付近を下限、1時間足長期HMAを上限とする値動きとなっている。
現状、下落を止められているが、高値切り下げとなっているため、売り圧が徐々に強くなっていると推測する。そのため、今後1,849.01ドル付近を明確に下抜けした場合は中期的な下落が開始される可能性が十分にあるチャート配置だ。
下落が開始された場合は、前回安値ライン(1,757.64ドル)もしくは4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドまでの下落を想定する必要があるだろう。
シンボル(XYM):方向感のない値動きが続く

シンボル(XYM)は昨日(12日)に引き続き方向感の無い相場となっている。日足レベルでは安値更新に失敗し、下落の勢いが減少していると推測できるが、日足中期HMAと4時間足長期HMAを上抜けするまでは下落の可能性が残るため、下落を警戒しつつ今後の動向に注視し続ける必要があるだろう。
なお、今後、上昇もしくは下落どちらかで明確なトレンドが発生した場合、ファンダメンタルズ要素がなければ、4時間足ボリンジャーバンド付近までの値動きとなると予想する。
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使用インジケーター
- HMA(ハル移動平均線):短期(20)、中期(80)、長期(320)
- ボリンジャーバンド:期間50、偏差2.5
- MACD:12、26、9
- ライン
- 日足:黄色
- 4時間足:オレンジ
- 1時間足:紫