コインチェック、NOT A HOTEL COINの取扱い検討開始──RWA領域で連携強化

水澤 誉往
7 Min Read
Highlights
  • コインチェックがNOT A HOTEL DAOの暗号資産NAC(NOT A HOTEL COIN)の販売所・取引所での新規取扱いを検討し、RWA領域での連携強化を発表
  • NACは不動産であるNOT A HOTELの宿泊権を得られるRWA型暗号資産で、2024年12月に発行され現在GMOコインで取引可能
  • レンディングサービス、管理費支払い、積立購入など新たなNAC活用サービスの共同開発も検討し、決定次第発表予定

暗号資産(仮想通貨)取引サービス「Coincheck」を運営するコインチェックは9日、NOT A HOTEL DAOが発行する暗号資産「NOT A HOTEL COIN(ティッカー:NAC)」の新規取扱い検討およびRWA(Real World Assets、現実資産)領域での連携強化を発表した。

2022年のNFT販売に続く協業拡大

コインチェックは2022年、NOT A HOTEL DAOの親会社NOT A HOTELが発行した「MEMBERSHIP NFT」をCoincheck NFTで販売した実績を持つ。今回、両社は連携領域をさらに拡大し、暗号資産とリアルアセットを結びつけた新たな価値提供を目指す。

NOT A HOTELは、高級宿泊施設の所有と利用を組み合わせた新しい不動産サービスを展開している。2020年創業以来、全国9拠点を開業し、2025年11月末時点で累計契約高624億円、オーナー数1,115名に達した。

NACは2024年12月に発行された暗号資産で、保有者はNOT A HOTELの宿泊権を獲得できる。不動産という現実資産と紐づくRWA型トークンとして設計されており、より幅広い層にNOT A HOTELへのアクセスを提供する役割を担う。

今回の発表では、IEOではなく販売所・取引所での取扱いを検討する方針だ。コインチェックにおける審査の結果、または両社の判断により取扱いに至らない場合もある。

両社は、NACのレンディングサービス、管理費・付帯費のNAC支払い、NAC保有リワードなど、NOT A HOTEL DAOが展開する各種サービスについて検討を進める。積立購入サービスなど新しいNAC購入・保有方法も協議対象だ。

検討にはコインチェックに加え、事業会社のWeb3ビジネスを支援するCoincheck Partnersも参画する。検討内容および結果については、決定次第発表される。

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株式会社jaybe 代表取締役。香川県三豊市出身。2010年4月、株式会社一誠社入社。2011年よりFX取引を開始。2016年3月30日、bitFlyer代表取締役社長・加納裕三氏が出演する動画で仮想通貨に興味を持ち、 1BTC価格47,180円で0.02BTCを購入したことが仮想通貨投資の始まり。2017年11月、仮想通貨投資で身に付けた知識・経験を活かし、自身初のブログ「次男坊の仮想通貨な日」を立ち上げ。2018年4月、JinaCoinの前身である「ジナキャッシュ」開設。2019年10月、収益の安定化に成功し、株式会社一誠社を退職、個人事業主として独立。2020年6月、事業拡大に伴い、株式会社jaybe(法人番号:7470001018079)を創業。 2023年、メディアの名称を「JinaCoin」に変更。月間15万PVを超える仮想通貨情報メディアに成長させる。現在は仮想通貨投資を行う傍ら、仮想通貨の普及活動やマーケットリサーチ等を行なっている。2024年6月、一般社団法人 日本クリプトコイン協会の「暗号通貨認定アドバイザー」資格を取得。仮想通貨投資活動:現物保有・デリバティブ取引・DeFi運用・エアドロップ活動。好きな銘柄:ビットコイン。著書:海外FXのはじめ方完全ガイド。WEB取材:凄腕FXトレーダーへインタビュ ー!vol.8=TitanFX。趣味:投資全般・SEO・読書
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