デリバティブ取引所の最大手CMEグループは15日、暗号資産(仮想通貨)先物取引において、カルダノ(ADA)、チェーンリンク(LINK)、ステラ(XLM)の3銘柄を新たに追加すると発表した。これら銘柄は規制当局の審査を経たのち、2月9日から取引が開始される予定だ。
通常・マイクロの2サイズ展開、幅広い投資家ニーズに対応
現在、CMEグループではビットコイン
BTC、イーサリアム
ETHなどを含む4銘柄の先物および先物オプションを提供している。今回の3銘柄の追加により、主要なアルトコインをカバーする体制が一段と強化されることとなる。
なお、今回追加された銘柄では、機関投資家向けの通常サイズに加え、個人投資家や小規模な資本でも取引可能な「マイクロサイズ」が同時に導入される。具体的な契約単位は以下の通りだ。
- ADA
ADA:通常 100,000 ADA / マイクロ 10,000 ADA - LINK
LINK:通常 5,000 LINK / マイクロ 250 LINK - XLM
XLM:通常 250,000 XLM / マイクロ 12,500 XLM
CMEグループの暗号資産製品部門責任者であるジョバンニ・ヴィチオーゾ氏は、昨年の暗号資産市場が記録的な成長を遂げたことを受け、「顧客がリスク管理や投資機会のために、信頼性の高い規制済み商品を求めている」と新銘柄の追加背景を説明した。
市場の成長実績は、CMEグループにも大きな恩恵をもたらしている。同社の暗号資産関連先物およびオプションでは昨年、1日あたり平均取引高が約27万8,300契約、未決済残高が約31万3,900契約を記録し、いずれも過去最高を更新している。こうした追い風も新銘柄追加の後押しになった可能性がある。
市場関係者らは、今回の発表を評価している。ニンジャトレーダーのCEOであるマーティン・フランキ氏は「デジタル資産が投資家のポートフォリオに深く組み込まれる世界的な転換点にある」と述べ、今回の導入は先物業界にとって画期的だとの見解を示した。
規制下で取引できる銘柄が拡充されることは、暗号資産市場の成熟を示す動きとも言える。CMEグループの対応は機関投資家と個人投資家の双方にとって、市場参加の選択肢を広げる重要な一歩となりそうだ。
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