- リップル(XRP):1時間足雲を下抜けで短期下落再開、長期転換も視野
- ビットコイン(BTC):1時間足一目均衡表雲を下抜ければ再下落が濃厚
- イーサリアム(ETH):日足短期HMAが抵抗帯に、戻り売りに注目
- ソラナ(SOL):4時間足HMAを割れば175ドル付近がターゲットに
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 現在価格付近もしくは日足短期HMA付近から下落に転じる
- 時間足レベルで下降トレンドを形成しながら1時間足一目均衡表雲を下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足一目均衡表雲下端
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
リップル(XRP)は現在、2.93ドル付近で推移している。昨日は2.90ドル付近を起点とした下落が一時的に発生したものの、すぐに反発し同水準を上抜ける展開となったことで、1時間足レベルの下降トレンドはいったん終了したと見られる。その後は1時間足一目均衡表雲付近まで価格を戻しており、短期的には買い戻しの動きが優勢である。
しかしながら、4時間足では依然として下降トレンドが継続しており、また日足短期HMAや一目均衡表雲の中間帯が上値抵抗として機能していることから、中期的には戻り売りの局面と判断できる。したがって、現在価格付近もしくは日足短期HMA付近から再度下落に転じ、1時間足一目均衡表雲を下抜ける形で1時間足レベルの下降トレンドが再び成立した場合には、日足一目均衡表雲下端までの下落が視野に入る展開となるだろう。
さらに、もしこの下落により日足一目均衡表雲および日足長期HMAを明確に下抜ける動きが発生した場合、中長期での下落トレンド転換のシグナルと捉えられる可能性がある。その際には、次の下値目安として2.34ドル付近が意識されるラインと推測する。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足長期HMAを上抜けしない状態で、1時間足一目均衡表雲もしくは日足短期HMA付近から下落の値動き
- 1時間足レベルで下降トレンドを形成しながら112,600ドルを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 110,560ドル付近
- 損切り目安:
- 112,600ドル直上、もしくはエントリー時点での直近高値
ビットコイン(BTC)は現在、114,300ドル付近を推移している。昨日は112,600ドルのサポートで2度反発した後、1時間足一目均衡表雲付近まで値を戻してきた。短期的には下落の勢いが鈍化しているものの、依然として日足長期HMAの下に位置しており、全体的なチャート配置からは売り圧力が優勢と判断できる。
そのため、1時間足一目均衡表雲もしくは日足短期HMA付近から下落の値動きとなり、1時間足レベルで下降トレンドを形成しながら112,600ドルを下抜けすれば110,560ドル付近までの下落を目標とすることができるだろう。
ただし、日足では依然として一目均衡表雲の範囲内に留まっており、長期移動平均線もまだ明確なデッドクロスを形成していない。このため、大局的には下落トレンドが確定したわけではなく、売り一辺倒ではなく慎重な対応が求められる局面である。戻り売り戦略を中心に据えつつ、もし日足長期HMAを上抜ける値動きが出た場合は、下落シナリオの見直しも必要となるだろう。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足一目均衡表雲、もしくは日足短期HMA付近から下落に転じる
- 1時間足一目均衡表雲を下抜けしつつ1時間足レベルで下降トレンドが成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 3,900ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
イーサリアム(ETH)は現在、4,310ドル付近で推移している。昨日は4,065ドル付近を最安値とし、前日の下落を否定するような強い上昇を見せ、1時間足長期HMAおよび1時間足一目均衡表雲を上抜けた。この動きにより短期的な下降トレンドはいったん終了していると見られる。
しかしながら、現在の価格は4時間足一目均衡表雲に上値を抑えられており、さらに4時間足・日足のMACDでは下向きの圧力が残っていることから、中期的には押し目形成の過程にあると判断できる。
そのため今後、4時間足一目均衡表雲、または日足短期HMA付近から再び下落に転じ、1時間足一目均衡表雲を明確に下抜けしつつ1時間足レベルで下降トレンドが成立すれば、3,900ドル付近までの下落が現実的なターゲットとなるだろう。
一方で、日足レベルでは依然として上昇トレンドの余地が残されており、上昇基調が完全に否定されたわけではない。したがって、もし日足短期HMAおよび4時間足一目均衡表雲を明確に上抜けるような強い値動きが確認された場合には、売り戦略をいったんリセットし、買い目線への切り替えを柔軟に検討する必要がある局面である。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足長期HMAを下抜け
- 1時間足レベルで下降トレンドを形成しつつ1時間足一目均衡表雲を下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 175ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
ソラナ(SOL)は現在、185ドル付近を推移している。昨日は短期的な上昇により4時間足長期HMAを一時的に上抜けたものの、現在は日足中期HMAによって上値を抑えられる形で反落の兆しを見せている。
現状では、1時間足・4時間足レベルでの下降トレンドは一旦終了しているが、日足MACDがデッドクロスを維持しており、また日足中期HMAで強く反発されている点を踏まえると、短・中期的には引き続き売り目線を維持すべき局面と判断できる。
そのため、今後再び4時間足長期HMAを明確に下抜けし、1時間足レベルで下降トレンドを形成しながら1時間足一目均衡表雲を下抜けた場合には、175ドル付近までの下落を狙うショート戦略が有効となるだろう。
一方で、4時間足長期HMAを下抜けできず、逆に日足短期HMAや4時間足長期HMAを再度上抜ける展開となった場合、長期的にも買い相場への転換の可能性が高まる。そのため現時点では、上下どちらにも動き得る中立的な局面であり、戦略を固定せず、方向感が明確になるまでポジションエントリーを慎重に見極める段階といえる。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7