- イーサリアム(ETH):1時間足中期HMA押し目形成で再上昇へ
- ビットコイン(BTC):1時間足短期HMAを下抜け、短中期目線で下落警戒
- リップル(XRP):日足長期HMA上抜け確定後、2.36ドルが目標値
- Hyperliquid(HYPE):日足短期HMAを超えれば再び上昇トレンド入り
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足中期HMAを下抜けし押し目を形成
- 1時間足中期HMAを上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2,630ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
イーサリアム(ETH)は現在、2,610ドル付近で推移している。日足中期HMAでの反発を起点として上昇を続け、1時間足長期HMAや日足短期HMAを上抜けたことで、短期的な上昇トレンドに転じている。
現在は1時間足中期HMAも上昇しており、チャート全体としても中長期的に上昇方向と見て問題ない配置である。ただし、MACDがデッドクロスを形成していることから、短期的には買い圧力が一服する可能性がある。特に2,630ドル付近ではいったん上値が重くなる展開が予想される。
そのため、エントリーポイントとしては、1時間足中期HMAを一時的に下抜けしたあと、押し目を作って反発するタイミングが狙い目である。反発が確認されれば、直近高値の突破とともに2,630ドル付近までの上昇が視野に入る。利確目安はチャート上Ⓑの水準である。
長期的な視点では、日足中期HMAを割り込まない限り、上昇トレンド継続と判断できる。今後、価格が2,630ドルを上抜けた場合には、日足ボリンジャーバンドアッパーバンドが位置する2,800ドル付近までのさらなる上昇も十分に期待できる。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足短期HMAを上抜け後押し目を形成
- 1時間足短期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足長期HMA付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
ビットコイン(BTC)は現在、108,430ドル付近を推移している。直近では短期的な上昇を見せたものの、日足短期HMAに頭を抑えられている状況で、上値の重さが意識され始めている。
1時間足ではMACDがデッドクロスしており、相場の勢いが弱まっていることが確認できる。加えて、価格は1時間足中期HMAを下抜けしつつあり、トレンドが下方向へ転換する可能性が出てきた。
エントリーを狙うなら、1時間足短期HMAを一度上抜けた後に押し目を形成し、その押し目を下抜ける局面が有効である。このパターンは「戻り売り」に適した形であり、短期トレンドに順行した売りエントリーとなる。利確の目安は、チャート上Ⓑに示された4時間足長期HMA付近としたい。損切りはエントリー時点における直近高値を基準に設定する。
中長期的には、日足中期HMAを下回らない限り、上昇トレンドが継続していると判断できるため、本日は短中期的な下落に備えつつ、押し目買いの機会を待つ姿勢も重要である。
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足長期HMAを割らない状態で1時間足中期HMA付近で押し目形成
- 1時間足短期HMAを上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2.36ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
リップル(XRP)は現在、2.32ドル付近を推移している。昨日は一時的に日足短期HMAを下抜ける場面があったが、その後すぐに反発し、再び上昇基調へと戻している。現在は日足長期HMAの上抜けを試す展開となっており、この水準を明確に突破できるかどうかが、今後の値動きを左右する重要なポイントになる。
もしこの日足長期HMAの上抜けが確定すれば、相場は再び買い優勢の局面に入りやすくなる。そのうえで押し目を形成する値動きが見られれば、ロングエントリーを検討するには十分な形と言える。特に短期的には、直近高値を突破する動きとなれば、2.36ドル付近までの上昇が視野に入る。
中長期的にも、日足長期HMAを割り込まずに推移する限り、上昇トレンドは継続していると判断できる。今後も安定した押し目を作りながら上昇が続けば、最終的には2.48ドル付近を目指す展開も十分に想定される。
Hyperliquid(HYPE)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMAを上抜け
- 1時間足中期HMAの上昇波を伴って押し目形成
- 日足中期HMA及び41.2ドル付近を上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 44ドルから45ドル付近
- 損切り目安:
- 41.2ドル直下、もしくは直近安値
Hyperliquid(HYPE)は現在39.3ドル付近で推移している。7月に入ってから、大型ホエール(大口投資家)による数百万ドル規模の買いが確認され、話題性も相まって一時的に急騰を見せたが、日足ベースではその後やや下落基調となっていた。
しかし現在は、日足の一目均衡表の雲によって下値が支えられる形となっており、再び反転上昇の兆しを見せている。特に今後、価格が日足短期HMAを明確に上抜け、1時間足の中期HMAに沿った上昇の波を形成することが確認できれば、再び日足中期HMAを突破し、本格的な上昇トレンドに入る可能性が高まる。
エントリーポイントは、日足短期HMAを上抜けたうえで押し目をつけながら41.2ドルのレジスタンスライン(上値抵抗線)を上抜けしたタイミング。短期的な上昇目標は44ドルから45ドル付近と見てよい。
ただし、41.2ドル付近には4時間足のボリンジャーバンド上限が控えているため、ここを強く突破するにはエネルギーのある買い(=出来高や大口の参入)が必要となる点に注意したい。
長期的には、もしこの価格帯を明確に突破し、上昇の勢いが継続するならば、日足レベルでボリンジャーバンドの拡張(バンド幅の広がり=トレンドの加速)が起こる可能性があり、一段高への展開も視野に入る。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7