- ビットコイン(BTC):1時間足中期HMAを上抜けすれば、日足中期HMA付近まで上昇の可能性
- イーサリアム(ETH):4時間足一目均衡表を上抜ければ、2,550ドル付近を目指す展開に期待
- リップル(XRP):2.22ドルを上抜けられるかが焦点、2.29ドルまでの上昇に注目
- ソラナ(SOL):4時間足雲を突破できれば、日足中期HMA(153ドル付近)を目指すか
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足中期HMAを価格が明確に上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足中期HMA付近
- 損切り目安:
- 1時間足中期HMA直下
ビットコイン(BTC)は現在、105,860ドル付近を推移している。現在は4時間足および日足の一目均衡表雲を上抜けしており、短期的にはロングに優位性がある地合いだ。
特に1時間足中期HMAを明確に上抜けたことで、テクニカル的に日足中期HMA付近までの上昇が狙いやすい展開となっている。ただし、1時間足長期HMAからの乖離がやや目立ち、短期的な反落リスクには注意が必要である。
中長期の視点では、日足中期HMAの突破がさらなる上昇トレンドへの起点となる。現在、4時間足および日足のボリンジャーバンドが収縮しているため、当面は日足中期HMAを上限とした横ばい相場が継続する可能性もある。
しかし、バンドが拡大し始めるタイミングで日足中期HMAを上抜ければ、最高値更新に向けた動きが本格化する可能性が高まると考えられる。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足一目均衡表雲上抜け
- 1時間足レベルで上昇トレンドが成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足中期HMA付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
イーサリアム(ETH)は現在、2,46ドル付近を推移している。日足の一目均衡表雲上端を上抜けているものの、直上には4時間足一目均衡表雲および4時間足長期HMAが控えており、強いレジスタンスとして機能している。1時間足MACDの動きからも、短期的には上昇圧力が鈍化している可能性がある。
一方で、4時間足MACDはプラス圏を維持しており、中期的には上昇継続への期待が持てる状況にある。今後4時間足一目均衡表雲を上抜けし、1時間足で上昇トレンドが明確に確認できれば、日足中期HMA付近(2,550ドル前後)までの上昇が視野に入る。
長期的には、日足MACDが依然としてマイナス圏にあることから、反落には警戒したい。特に、4時間足一目均衡表雲および4時間足長期HMAを上抜けできずに1時間足一目均衡表雲を下抜けした場合、下落トレンドが再開するリスクが高まるため、損切り水準は明確に設定しておきたい局面である。
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足一目均衡表雲(2.22ドル付近)を上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足一目均衡表雲下端(2.29ドル)付近
- 損切り目安:
- エントリー時点の直近安値、もしくは2.22ドル直下
リップル(XRP)は現在、2.19ドル付近を推移している。短期的な上昇を経て、日足中期HMAを上抜けた状態にあるものの、1時間足MACDには買い圧の減少が見られ、やや勢いの鈍化が意識される局面だ。
ただし、4時間足MACDはプラス圏で推移しており、中期的な上昇の可能性は依然として残っている。そのため、現状の価格帯で日足中期HMAおよび1時間足一目均衡表雲を下抜けしない状態を維持し、4時間足一目均衡表雲(2.22ドル付近)を上抜ける展開となれば、日足一目均衡表雲下端(2.29ドル)付近までの上昇が期待できる。
長期的には、日足一目均衡表雲が上値抵抗として機能するかどうかが注目ポイントとなる。日足一目均衡表雲に到達した後の反応次第では再度の押し目形成や上昇再開の判断が求められる場面となるだろう。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足一目均衡表雲付近で反発
- 4時間足一目均衡表雲を上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足中期HMA付近
- 損切り目安:
- 4時間足一目均衡表雲上端の直下
ソラナ(SOL)は現在、146.0ドル付近を推移している。直近では日足一目均衡表雲に上値を抑えられる形となっており、1時間足MACDからも短期的な上昇勢いの鈍化が確認できる。また、現在の価格は4時間足一目均衡表雲の中に位置しており、方向感に欠ける展開である。
ただし、4時間足MACDがプラス圏で上昇している点を踏まえると、1時間足一目均衡表上端付近で押し目を形成し、その後4時間足一目均衡表を明確に上抜けるようであれば、日足中期HMA付近(約153ドル)までの上昇が見込まれる局面である。
長期的に見ると、価格上部には日足一目均衡表雲、下部には日足長期HMAが控えており、上値も下値も強いテクニカル要因に挟まれている状態にある。このため、しばらくはレンジ的な展開が続く可能性があり、いずれかの水準を明確に突破するまではトレンドの判断は慎重に行いたい。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7