- ビットコイン(BTC):4時間足長期HMAが抵抗帯となり、日足雲上端までの下落に警戒
- イーサリアム(ETH):1時間足長期HMAで反発すれば、2,440ドル付近までの下落想定
- リップル(XRP):日足短期HMAで反発すれば、雲下端を目指す下落展開に注意
- ソラナ(SOL):4時間足雲内推移で反発も、リスク高く慎重なエントリーを推奨
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足一目均衡表雲下端付近を推移しつつ1時間足長期HMAで反発
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足一目均衡表雲上端
- 損切り目安:
- 1時間足長期HMA直上
ビットコイン(BTC)は現在、105,200ドル付近を推移している。13日に103,100ドル付近まで急落した後は、日足一目均衡表雲上端をサポート、4時間足一目均衡表雲下端をレジスタンスとする横ばいの値動きが続いている。
日足チャートでは短期HMAを依然として上抜けられず、上昇への勢いは限定的である。一方、4時間足では中期HMA(=1時間足長期HMA)が上値を抑える可能性が高く、現在はこの価格帯に接近しつつあることから、反発による下落再開に注意したい局面である。上記値動きとなった場合、短期的には日足一目均衡表雲上端(104,500ドル付近)までの下落を想定したショート戦略が有効だろう。
なお、今後価格が日足一目均衡表雲に突入した場合は、下落圧力が強まり、次の主要サポートである101,500ドル付近まで下落するシナリオも視野に入れておきたい。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAで反発し下落の値動きを確認
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2,460ドルから2,440ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足長期HMA直上
イーサリアム(ETH)は現在、2,540ドル付近を推移している。ここ数日は、上値を2,550ドル付近で抑えられ、1時間足中期HMAが下値を支える形で狭いレンジ内の推移が続いており、方向感に欠ける展開となっている。
ただし、日足チャートでは下落基調が継続しており、4時間足チャートでも現在は押し目形成中である。1時間足長期HMA付近で反発し、実際に下落の値動きを確認できた場合には、2,460ドルから2,440ドル付近までの短中期的な下落が想定される。
上記値動きとなった場合、今後の注目は日足一目均衡表雲上端での価格反応となる。雲上端で反発した場合は再び上昇への転換も考えられるが、雲内に突入する展開となった場合は、日足長期HMAとの乖離を埋めにいく形で、2,320ドル付近までの下落も視野に入る局面である。
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足一目均衡表雲下端もしくは日足短期HMAで反発
- 4時間足長期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足一目均衡表雲下端
- 損切り目安:
- 4時間足長期HMA直上
リップル(XRP)は現在、2.17ドル付近を推移している。短期的には反発を伴う上昇の値動きが見られ、現状は4時間足長期HMAの上抜けに挑戦する形となっている。
しかしながら、仮にこのHMAを上抜けた場合でも、価格のすぐ上には4時間足一目均衡表雲下端および日足短期HMAといった複数の抵抗帯が控えているため、これらのラインで反発される可能性は高い。中期的にはこの付近から再び売り圧力が強まるシナリオが想定される。
4時間足一目均衡表雲下端もしくは日足短期HMAで反発し、4時間足長期HMAを明確に下抜けした際は、日足一目均衡表雲下端(2.10ドル付近)までの下落が見込まれるだろう。
さらに、日足一目均衡表雲下端をも下抜けした場合は、中長期的に下落トレンドが加速し、次なるサポート帯である2.06ドル付近までの下落が続く可能性もある点には警戒しておきたい。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線、非推奨)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足長期HMAを下回らない状態
- 1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 163ドルもしくは日足中期HMA付近
- 損切り目安:
- エントリー時点の直近安値
ソラナ(SOL)は現在、155.80ドル付近を推移している。本日10時頃に4時間足長期HMAおよび日足短期HMAを上抜けし、現在は4時間足一目均衡表雲の中で推移している状況である。
この上昇に加えて、日足MACDではダイバージェンスが確認され、4時間足MACDもプラス圏に転じており、一定の上昇圧が加わっていると見られる。テクニカル的には、4時間足長期HMAを下回らず、1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立した場合、163ドルもしくは日足中期HMA付近までの上昇余地があると考えられる。
ただし、依然として価格は日足一目均衡表雲の内部に位置しており、相場の不安定さを内包している。リスク許容度が高いトレーダー以外は無理なエントリーを避けるのが賢明だろう。
なお、長期的には今回の反発をきっかけに、上昇の勢いが続き、日足長期HMAを明確に上抜けるようであれば、再び長期的な上昇トレンドに転じる可能性がある点も意識しておきたい。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7