資金管理はbybitが行う
大手暗号資産(仮想通貨)取引所「bybit(バイビット)」は8日、新商品「Bybit資産管理」の提供を開始したと発表した。
「Bybit資産管理」とは、Bybitの厳格な選定プロセスを経たサードパーティが、ユーザーの資金を運用するプロダクトだ。仮想通貨に関心があり、保有する仮想通貨を効果的に管理するプラットフォームを探している投資家を対象としている。
本記事執筆時点では、「資金プール」が提供されており、USDTを預けたユーザーに最大4.5%のAPRを提供する。
実行される全ての投資戦略は、Bybitによる強固で包括的なリスク管理モニタリングを受け、リスク中立的な戦略のみが採用される。
また、最大限のセキュリティを確保するために、全ての取引はBybitプラットフォーム内に限定され、ユーザー資産がBybit管理外に出ることはない。加えて、厳格なリスク管理メカニズムを導入している。
同商品の潜在的なリスクについては、ユーザーが一旦加入すると、決済日までキャンセルまたは換金できないため、加入期間中、市場の変動によりポートフォリオの価値が変動することがある。また、低リスクな商品として設計されているが、サードパーティが運用に失敗する可能性があるとしている。
Bybitでは、既に「Bybit ステーキング」という類似の商品が提供されているが、「Bybit資産管理」とは異なる。前者は、Bybitがユーザー資産を運用するが、後者は、ユーザーの資産をサードパーティに預けて運用する形となる。
Bloombergによれば、Bybitのライバルであり、世界最大の仮想通貨取引所である「Binance」は最近、当局からの締め付けに苦しんでおり、BybitやOKXなどにチャンスをもたらしている。Bybitだけでなく、HuobiやOKXのスポット取引量は先月Binanceと比較して増加している。