- 4時間足長期HMA付近で反発し価格が上昇
- 現状は方向感がないため今後の値動きを注視
- トレンドライン、日足長期HMA突破まで短期は「売り目線」
ビットコイン(BTC)価格分析
ビットコイン(BTC)は15日にトレンドライン付近で反発し価格が下落したが、4時間足長期HMA手前(57,544.46ドル付近)で下落が止まり価格が上昇を始め、現在は59,142.30ドル付近を推移している。現在価格付近は長期・中期共に方向感のない位置のため、今後の値動きに注視する相場状態だ。
今回の分析では短・中期的な目線で価格動向を探り、直近のエントリーポイントを予測する。
- HMA(ハル移動平均線):短期(20)、中期(80)、長期(320)
- ボリンジャーバンド:期間50、偏差2.5
- MACD:12、26、9
- ライン
- 日足:黄色
- 4時間足:オレンジ
- 1時間足:紫
4時間足チャート分析(BTC/USDT)

4時間足チャートでは9月15日にトレンドラインで反発し下落を開始した価格が、長期HMA付近(緑)で反発し再び上昇を始めていることが読み取れる。しかし、価格が中期HMA(水色)と長期HMA(緑)の間にあることから、どちらに動く可能性が高いかは断言できない。
そのため、中期的には以下の値動きを目安に今後の目線を決めると良いだろう。
- 買い目線:トレンドラインと日足長期HMAを価格が上抜け
- 売り目線:長期HMAを価格が下抜け
「買い目線」の場合は次の目標を日足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近(66,000ドル付近)に設定し、「売り目線」は52,748.71ドル付近が次の目標となる。
1時間足チャート分析(BTC/USDT)

1時間足チャートでは1時間足長期HMA(緑)を価格が下抜け後、4時間足調期HMA付近まで短いトレンドが形成された。その後57,455.46ドル付近で反発し、戻り高値付近(59,170.48ドル付近)まで価格が上昇している状態だ。
戻り高値を価格が上抜けすれば再度上昇の可能性が高いが、短期的には上部のトレンドライン付近に大きな抵抗があるため「売り目線」で相場を判断したほうがリスクは少ない。
ただし、上位足が明確に方向性をもっているわけではないため、反発を狙わずに4時間足長期HMAを下抜け後に売りポジションを検討することをおすすめする。
本日のエントリーポイント、利確・損切り位置
ロング

- エントリーポイント:
- 短期でエントリーポイントなし
- 中期:
トレンドラインと日足長期HMAを価格が上抜け後
- 利確目安:
日足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近(66,000ドル付近) - 損切り:
62,000ドル付近
ショート

- エントリーポイント:
日足長期HMAを価格が下抜け後、レジサポ転換もしくはダウ理論を確認後 - 利確目安:
55,560.54ドル付近 - 損切り:
57,000ドル付近(直近高値)
総括(今後の見通し)
これまで2度トレンドラインで反発(7月29日、8月27日)した価格は、52,748.71ドル付近のサポートラインまでほぼ一気に下落しているため、今回4時間足長期HMA手前で下落が止まり上昇を始めた動きは、トレンドライン突破を期待できる。
しかし、本格的な上昇と判断するためにはトレンドラインと日足長期HMAを価格が突破する必要があるため、短期では「売り目線」で相場を観察し、リスクの少ないポイントで売りエントリーを検討すると良いだろう。
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