ビットワイズの仮想通貨インデックスETF「BITW」、NYSEアーカ上場

水澤 誉往
8 Min Read
Highlights
  • ビットワイズの暗号資産インデックスファンド「BITW」がNYSE Arcaに上場し取引所上場商品(ETP)として取引開始。2017年ローンチで世界最古かつ最大規模
  • 時価総額上位10銘柄に月次リバランスで分散投資し、12月9日時点でビットコイン74.34%、イーサリアム15.55%など総資産12.5億ドル(約1,950億円)を運用
  • 2025年から保有資産の90%以上を単一銘柄ETPが存在する暗号資産(BTC・ETH・SOL・XRP)に配分する新ルールを導入

暗号資産(仮想通貨)運用大手ビットワイズ・アセット・マネジメントは9日、同社の暗号資産インデックスファンド「ビットワイズ10暗号資産インデックスETF(ティッカー:BITW)」がニューヨーク証券取引所NYSEアーカに上場し、取引所上場商品(ETP)として取引を開始したと発表した。BITWは2017年にローンチされた世界最古かつ最大の暗号資産インデックスファンドで、12月9日時点の運用資産総額は12.5億ドル(約1,950億円)に達する。

時価総額上位10銘柄に分散投資

BITWは「ビットワイズ10大型暗号資産インデックス」を追跡する。このインデックスは時価総額上位10銘柄の暗号資産を保有し、月次でリバランスを実施する設計だ。上場時のポートフォリオ構成は、ビットコイン(BTC)74.34%、イーサリアム(ETH)15.55%、エックスアールピー(XRP)5.17%、ソラナ(SOL)3.07%、カルダノ(ADA)0.65%、チェーンリンク(LINK)0.39%、ライトコイン(LTC)0.26%、アバランチ(AVAX)0.24%、スイ(SUI)0.24%、ポルカドット(DOT)0.14%となっている。

ビットワイズの最高投資責任者マット・ホーガン氏は、「インデックス型運用では、どの銘柄が将来の勝者になるかを予測する必要がない。上位10銘柄に分散投資することで、セクター全体の成長を取り込める」と語った。

ハンター・ホースリーCEOは「2025年は暗号資産が主流に浸透した年として記録される。暗号資産インデックス投資は、今後数年で最も人気のある投資手法の一つになるだろう」との見解を示した。

ETP構造への移行に伴い、BITWは新たな配分ルールを導入する。保有資産の90%以上を、単一銘柄の暗号資産ETP(上場商品)がすでに存在する銘柄に配分し、残り10%をそれ以外の銘柄に割り当てる方針だ。現時点で単一銘柄ETPが存在する暗号資産は、ビットコイン、イーサリアム、ソラナ、XRPの4銘柄となっている。

ビットワイズは2024年以降、ビットコインやイーサリアムの現物ETFを含む複数の暗号資産ETPを運用しており、総資産は150億ドルを超える。同社はオハイオ州のデジタル資産準備金の運用責任者も務める。

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株式会社jaybe 代表取締役。香川県三豊市出身。2010年4月、株式会社一誠社入社。2011年よりFX取引を開始。2016年3月30日、bitFlyer代表取締役社長・加納裕三氏が出演する動画で仮想通貨に興味を持ち、 1BTC価格47,180円で0.02BTCを購入したことが仮想通貨投資の始まり。2017年11月、仮想通貨投資で身に付けた知識・経験を活かし、自身初のブログ「次男坊の仮想通貨な日」を立ち上げ。2018年4月、JinaCoinの前身である「ジナキャッシュ」開設。2019年10月、収益の安定化に成功し、株式会社一誠社を退職、個人事業主として独立。2020年6月、事業拡大に伴い、株式会社jaybe(法人番号:7470001018079)を創業。 2023年、メディアの名称を「JinaCoin」に変更。月間15万PVを超える仮想通貨情報メディアに成長させる。現在は仮想通貨投資を行う傍ら、仮想通貨の普及活動やマーケットリサーチ等を行なっている。2024年6月、一般社団法人 日本クリプトコイン協会の「暗号通貨認定アドバイザー」資格を取得。仮想通貨投資活動:現物保有・デリバティブ取引・DeFi運用・エアドロップ活動。好きな銘柄:ビットコイン。著書:海外FXのはじめ方完全ガイド。WEB取材:凄腕FXトレーダーへインタビュ ー!vol.8=TitanFX。趣味:投資全般・SEO・読書
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