世界最大のイーサリアム
ETH保有企業ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズ(BMNR)は15日、世界最大のユーチューバー「ミスタービースト(本名:ジミー・ドナルドソン)」が率いるビースト・インダストリーズに2億ドル(約317億円)の株式投資を行うと発表した。暗号資産(仮想通貨)企業とクリエイターエコノミーの大型提携として注目を集めている。
トム・リー会長「イーサリアムが金融の未来」
ビットマインの会長を務めるファンドストラット創業者トム・リー氏は、CNBC番組「Squawk Box」に出演し「我々の見解では、イーサリアムが金融の未来だ」と明言した。
リー氏は「ミスタービーストとビースト・インダストリーズは、我々の世代における最高のコンテンツクリエイターであり、Z世代・アルファ世代・ミレニアル世代への到達力とエンゲージメントは他に類を見ない」と評価。「ビースト・インダストリーズは世界最大かつ最も革新的なクリエイタープラットフォームであり、企業価値観と個人的価値観が強く一致している」と述べた。
ビースト・インダストリーズCEOのジェフ・ハウゼンボルド氏は「トム・リーとビットマインを新たな投資家として迎えることができて興奮している。彼らのサポートは、我々のビジョン・戦略・成長軌道に対する強力な裏付けだ」とコメント。「今後のコラボレーションや、これから立ち上げる金融サービスプラットフォームへのDeFi統合を探求していきたい」と展望を語った。
ETH総供給量5%取得を目標
ビットマインは、イーサリアムを主要なトレジャリー準備資産として保有し、ステーキングやDeFi(分散型金融)メカニズムを活用する戦略を実施している。同社は「5%の錬金術」という理念のもと、ETH総供給量の5%取得を目標に掲げる。
2026年第1四半期には、ビットマイン資産専用のステーキングインフラ「MAVAN(Made-in America Validator Network)」を立ち上げる予定だ。
同社の株主には、ARKのキャシー・ウッド氏、ファウンダーズ・ファンド、ビル・ミラー3世氏、パンテラ、クラーケン、DCG、ギャラクシー・デジタルなどトップクラスの機関投資家が名を連ねる。
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ミスタービーストとビースト・インダストリーズの規模
ミスタービーストは世界で最も登録者数の多いユーチューブチャンネルを運営し、登録者数は4億5,000万人を超える。全チャンネル合計で月間50億回以上の視聴回数を誇る。
フォーブス「Top Creators List 2023」で1位に選ばれ、TIME 100にも選出された。ビースト・インダストリーズは、画期的なコンテンツ、競争形式の番組、急成長中のスナックブランド「フィースタブルズ」などを展開する。
慈善活動にも積極的で、#TeamTrees、#TeamSeas、#TeamWater、非営利団体ビースト・フィランソロピーを通じ、2,000万食以上の無料食事提供や世界中のインフラプロジェクト支援を行っている。
取引は1月19日頃に完了する見込み。ビットマインは15日、ラスベガスのウィン・ホテルで年次株主総会を開催し、その模様をX(旧Twitter)アカウントでライブ配信した。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=158.50円)




