ビットコイン
BTCは一時7万ドルのレジスタンスにトライしたが、大きな売り圧力に上値を抑えられ、7日に上ヒゲをつけて陰線を確定した。SNS上では、今後さらなる下落を警告する投稿が複数確認されている。
最悪のケースでは3万2,000ドルまでの下落も
暗号資産(仮想通貨)トレーダーのctm_trader氏は7日、自身のXにて「ビットコインの最悪のケースでは、3万2,000ドルまで下落する可能性がある」との見解を共有した。
現在のビットコインは、大きな時間軸で見た際の強力なサポート帯の中で推移している。この水準に到達した直後の反応は非常に強く、月足で5か月連続の下落の後、この重要なラインに触れたことで、約20%の急反発が発生した。これは、このサポートに対する最初の主要な反応としては十分に強い動きだ。
ただし、より短い時間軸で見ると、徐々に弱さも見え始めており、このサポートを下抜ける可能性も依然として高い。とはいえ、このような大きなサポートは一度で簡単に崩れるものではなく、時間をかけて何度も試される傾向がある。
その過程では、いわゆる「だまし」の動きが発生しやすく、一方向の流動性を回収した後、逆方向に大きく動く展開になるケースが多い点に注意が必要だ。また、仮にこのサポートが月足レベルで明確に割り込まれた場合は、一気に3万2,000ドル付近まで下落余地が広がる展開となる。
現時点ではまだサポート内にいるため、完全に崩れたとは言えないが、サポートは試されるたびに弱くなる傾向があるため、同じ水準での2回目以降の反発を狙うのはリスクが高い。
今後は方向感のない荒い値動きが続く可能性が高く、どちらか一方に大きく偏ったポジションを持つのは危険な局面だ。現在は無理に相場の方向を固定するのではなく、サポート水準での攻防の行方を見極めながら、リスク管理を徹底することが求められる局面だ。
現時点でのロングは高リスクか
マーケット分析アナリストのMaartunn氏は7日、自身のXにて「ビットコインを今ロングするのはリスクが大きい」と指摘した。
現在の暗号資産市場では、わずか24時間以内に全体の未決済建玉(オープンインタレスト)が約37億7,000万ドル(約6,000億円前後)、約8.2%増と、急拡大している。この動きは市場参加者が一気にポジションを積み増していることを意味しており、相場のエネルギーが急激に高まっている状態だ。
こうした局面では、選択肢は大きく2つに分かれる。一つはショートを狙い、急騰後に急落する「BARTパターン」の発生に賭ける戦略であり、もう一つは無理にポジションを取らず、様子を見るという選択だ。
一方で、現在の価格帯からのロングは非常にリスクが高い。というのも、エントリーした場合の損切りラインが遠くなりやすく、リスク管理が現実的に機能しにくい位置にあるためだ。つまり、期待値よりもリスクの方が大きくなりやすい構造となっている。
「どちらにせよ、今後は短時間で大きな価格変動が発生する可能性が高い」とMaartunn氏は警鐘を鳴らした。
ビットコイン市場は現在、オンチェーン・テクニカル両面から見て非常に価格が荒れやすい状況にあるため、今後もリスク管理を徹底すべき局面だ。
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=159.87円)




